私の人生は、生涯、飲む人生を送っている。
赤ん坊の頃から、ずっと、ミルクが大好きである。
今でも、毎日一杯は欠かさない。
手軽なタンパク質摂取の手段だと思う。
ウイスキーを飲む時は、事前に一杯牛乳を飲む。
意を守る為だが、食べるものがない時には、ウイスキーの牛乳割りにする。
我が家は、お茶、紅茶、コーヒーの豊富な家庭だった。
父が医師なので、お中元、お歳暮で、我が家には、紅茶、コーヒー、ウイスキーが踏んだんに家の食材庫にあった。
トゥワイニング紅茶、ネッスルコーヒー、ジョニ赤、ジョニ黒、レミーマルタンの時代。
良い時代だった。
小学校6年の頃には、週末は、ラジオ深夜放送を聴いて徹夜して勉強するのが流行っていた。
中学校の頃は、コーヒー豆を買って来て、自分で挽いて、ドリップでコーヒーを淹れていた。
深夜に読書、クラシック音楽を楽しみ、昼の授業は、居眠りをしていたはずだ。
成人してからは、あらゆるアルコールをたしなんだ。
飲まなかったのは、薬用アルコールぐらいだ。
その私が、今は、健康茶だの、ルイボスティーだの、ごぼう茶だの、まるで、漢方薬に凝った徳川家康みたいだ。
ノンアルコール、ノンカフェの清い体になったのは、嬉しい。
よく眠れるようにもなったし。
そして、今日は、バケツ一杯の水を飲まされる。
下剤を飲んで。
内視鏡検査を受ける為である。
誰が、ビールを飲んで、内視鏡を受ける方法を研究して頂けないか。
ノーベル賞は、保証する。
全人類を救う。
そう妄想するくらい、今日は大変そうだ。
全身麻酔が救いだが。
パルスオキシメーター 99・98・97
体温36.1 血糖111
水を飲みなさい 泰成君 代表 湖山泰成
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