細やかで真心のこもった優しいケア。
こやまケアと評している。
湖山Gのモットー、標語。
私が創案ではない、研修会で、練りに練って、理念を言葉にした。
最初は、私は、多少気恥ずかしかった時期もあるが、今は素晴らしい言葉だと胸を張っている。
最近は、経営にも、こやまケアはある、と考えている。
医療は、厳正で、容赦なく、残酷でもある。
福祉は、人生の全てに関わり、重い。
何故か。
やはり、人の命に関わるからだと思う。
その、厳しい仕事に立ち向かってくれる若人は、大事に育てられねばならない。
厳しい職務管理は当たり前。
だからこそ、温かい優しい愛情もないといけない。
それは、結局、家族愛に通じる。
湖山Gは、家族主義なのだ。
新卒新人は、親御さんから託された宝物だと思う。
自分に子供がいない分、余計、可愛く、また、責任を感じるのだろう。
銀座のクリニックでは、受付に女性職員が並ぶ。
患者や健診受信者の中には、年配男性が多いので、気軽に、職員を食事に誘う人もいるらしい。
そういう、申し出を断るのも、上司の仕事だ。
微笑みの職員の顔をみると、お礼に誘いたくなる、その気持ちもわかるが、それは、職務道徳上許されない。
湖山Gは、全国で大型の施設建設を進めているので、建築設備業者さんから、接待のお誘いは多い。
でも、湖山Gは、全て原則として、お断りしている。
お断りするのが、失礼になると思われる場合は、お受けして構わないが、私の承認がいる。
そして、次には、こちらから、同等の接待をお返しする。
これを、私は、座布団を返す、と称している。
古いお座敷言葉だ。
若い女性職員を、地方の工事現場に、連れて見せてあげたいと申し出てきた業者さんもいたが、お断りした。
当たり前だが。
女性職員を単身で、外部業者に連れられて、遠方出張させる事は許可しない。
そのような、常識のない業者は、仕事の上でも信用できないからだ。
自分が、親だったら、職場に不信感を持つだろう。
コンプライアンス、業務命令、稟議決済、管理報告と言っても、基本は、常識と道徳と倫理。
そして、人間性と、誠実さ。
経営者に、1番求められているものだ。
私は、若い職員の顔を見ると、その人の親御さんの顔を思い浮かべてしまう。
湖山Gで働いている事に、安心して貰っているだろうかと。
上司は、部下の採点に余念がないが、経営者は、職員の家族の採点に気をやんでいる。
一人前になった職員はどうするか。
勿論、老いた私の面倒を見てほしい。
義理も人情も、こやまケアの内です。
パルスオキシメーター 97・98・98
体温36.7 血糖143
親の顔を見たい、と言われたくない 代表 湖山 泰成
ーーーーーーー