銀座で、役員会や来客のおもてなしに良く使う和食店がある。
銀座事務所の、隣の隣位のビルの地下にある。
小料理屋と言うには、贅沢でおもてなしが一流で、品がある。
料亭ほど、格式高くなく、気さくで親しみがある。
板前さんも、仲居さんも、変わらず、顔馴染みである。
予算と、食材に我儘が効くので、行きつけの銀座の店と思える満足感がある。
そんなお店を借り切って、若い事務所職員の昼食会をした。
旧正月の祝いとでも呼ぶべきか。
若い人に、銀座の大人の経験をさせてあげたいと思う、銀座のご隠居となった私の招待。
毎月1回くらい、ピザを取ったり、アンパンを買って来たりして、差し入れをした来たのだが、今月は奮発した。
この店の天ぷらが、軽くて秀逸なので、是非、味わってほしいと思ったのだ。
若い時のように、暴飲暴食が許されなくなると、若い人をご馳走したくなる。
新人は、もう、私の孫の世代に近い。
カップ麺を食べるなとは、言わないが、たまには、本物の食事を味わって欲しい。
美味しいものを食べている時の若者の顔は、幸せで輝いている。
遠慮せず、もっと食べて、飲んでいいよ。
若いんだから。
今のうちだよ。
私も、若い時代の無茶を後悔するつもりはない。
今になれば、もっと、飲んで食べて、遊んでおけば良かった。
だって、自分が、こんな品行方正なお年寄りになるなどとは、思いもつかなった。
生涯真面目で、いつも笑顔を絶やさなかった父に似てきたのなら、嬉しいのだが。
パルスオキシメーター 98・97・98
体温36.4 血糖203
脇息を持て 代表 湖山 泰成
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