大手メーカーをトップに育てた方の、経営の逸話には勉強になる事が多い。
最近亡くなった財界人の記事の中にも、唸る逸話を見つけた。
高収益のメーカーは、リストラが必須。
その企業も例外ではなかった。
製造現場の合理化だけではなく、本社管理部にも大鉈を奮った。
取引銀行が多い分、銀行担当者が多かったので、取引銀行を減らして担当者を減らせば良いと言ったそうだ。
それで、本当に、管理部門の人員を減らせたかどうか知らないが、すごい発想だと感服した。
逆転の発想とでも言うべきか。
さて、湖山Gはどうか。
湖山Gの施設は、当初は、町ごとに、新設法人で、介護施設を作った。
地元の銀行支店に、苦労してお取引をしてもらった。
生命保険や、個人保証で、ギリギリの運転資金を借りて、給料を払った。
手形だけは、発行しなかった。
手形金融は、資金繰りが甘くなり、倒産する危険があると思ったからだ。
その考えは正しかったが、初期は、本当に資金繰りに苦慮した。
毎年、新規施設を開設していたからだ。
医療法人、社会福祉法人は、株式会社のように上場して資金調達をする術がない。
湖山Gは、当初から、資金調達も地産地消、地元銀行に救われ、育てて頂いたのだ。
創業の頃に、井戸を掘って、水を飲ませてもらった恩は忘れる事はない。
初期からのお取引先を変える事は、湖山Gにはない。
共に成長を目指す。
今でも、全国多数の金融機関とのお取引を大切にしている。
金融を整理する事はない。
ますます、増えるのではないか。
施設体系も、地域も増えているので、あらゆる地元お取引先は増える方向だ。
お米と同様、お金にも地元の味があると思っている。
その地の塩と水。米と金。
地元の味わいは、お金にもあるのだ。
私だけの感性だろうが。
パルスオキシメーター 97・98・98
体温36.3 血糖167
明日の借金はしょっぱいぞ 代表 湖山 泰成
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