銀座が救急病院の頃は、暮れと正月の1週間は、銀座にフル出勤だった。
酔っ払いと、交通事故が多く、人手不足で、殆ど帰れなかった。
それでも、銀座のネオンを仰ぎ見る毎日は、刺激的で楽しかった。
救急隊や、警察官は、戦友のように思えた。
銀座も、救急から健康管理センターとなって、そんな事はなくなり、今は、臨戦体制の日々はない。
むしろ、コロナで学会や宴会もなく、今や週末や祭日は寂しい。
読書や、テレビや、ネットで、脳内世界だけで、時間を過ごす。
リアルな実社会の手応えより、ネット情報ばかり。
特に、映画に関しては、映画館で得られる物は、映画に観にくる人との出会い。
その雰囲気。
すべからく、劇場空間の雰囲気が好きなのだ。
歌舞伎座に行って、改めてそう思った。
幕間の一杯のワインや、シャンペンも恋しい。
でも、私くらいになると、思い出すだけで、ワインとシャンペンの喉越しは蘇る。
多少、見栄を張ってるかも知れないが。
今日は、自宅の掃除、車庫のシャッターの修理。
後は、テレビを観て過ごす。
テレビ局も、衰退すると言われる。
ネット放送と比べると、そうなると思う。
でも、映画から、テレビと言われた時代もあった。
選択肢が増えるのは、良い事。
その変わり、情報の信憑性を見極めるのは、本人の知性知識知見となる。
いや、その人の人生観、哲学、倫理観だと思う。
そして、それは、読書と思考でしか養えない。
そう、やはり読書がすべてなのだ。
新刊本も山のように買って読むのだが、感銘を受ける本は稀になった。
芸術、歴史、科学史が、今の私の定番だ。
昔読んだ本の再読が多くなった。
数年ぶりに、図書館に行きたい。
古い本、古い友人に会いたくなったのだ。
正月は、恒例で、銀座でネクタイと香水を買う。
銀座に人出は戻ってくるだろうか。
パルスオキシメーター 98・98・99
体温 36.2度 血糖 185
人生の年の瀬 代表 湖山 泰成
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