【銀座湖山日記/12月22日】子ども色

【銀座湖山日記/12月22日】子ども色

若い時は、ダークスーツばかりだった。
毎日のように、接待や、政治家のパーティーや、式典に行くのに便利だったからだ。
ホテルマンやボーイに間違えられないように、派手なネクタイやチーフを身につけるようになったのは、その頃からの習慣だ。
結婚式と葬式に同日に行く事もあった。
その時は、白と黒のストライプのネクタイで。
美術館や、画廊のパーティーも好きだった。
その頃は、1枚も絵を変えなかったが。
勿論、コンサート、オペラも良く行った。
バブルの頃から、企業コンサートが増えて、招待状を貰うことが多くなった。
自分でクラシックコンサートのチケットを買うようになったのは、40歳位からだろう。
コロナで、劇場巡りが出来なくなって、寂しい。
フォーマルパーティーで、フォーマルな服装で、シャンパンやワインを飲むのは、楽しい。
今となると、素面で、長時間コンサートを聴くのは、若干辛い。
若い時は、明るい色彩は嫌いだった。
派手なものは、恥ずかしい、子供っぽいと感じたのだ。
でも、年寄りになると違う。
明るい色彩が美しく、楽しく見えるのだ。
最近、古い保育園の改修で、門や、外壁を明るい色に塗り直した。
色彩色の遊具も園庭に置いた。
いかにも、保育園の幼児の喜びそうな色彩で満載。
それが、明るく、暖かく、楽しく、可愛く感じられるのだ。
オレンジや、イエロー、グリーン。
子供服の色彩。
老人になると、黄色や赤を平気で着るようになる。
私は、生涯、そうなる事はあるまいと思っていたのだが。
寂しい老人は、より一層、楽しい色彩を望むのが良くわかる。
ただ、それが、似合うのかは、また、別のことなのだが。

パルスオキシメーター 97・98・97
血糖 213 体温 36.1度

グレー 代表 湖山 泰成

ーーーーーーー 

【銀座湖山日記】

http://koyama-cn.com/

● https://www.facebook.com/koyama7412

https://twitter.com/Morimoto20