【銀座湖山日記/12月13日】外国での事業

【銀座湖山日記/12月13日】外国での事業

30年前のバブルとその後の話。
フィリピンで有料老人ホームで成功した人のその後。
現地事務長にお金を盗まれ、嫌になって、撤退した。
インドネシアで、リゾートホテルを作ろうとした人の話。
現地役員に、会社をのっ取られた。
アジアで、介護学校を作ろうとした人の話。
現地政治家にお金を払ったが、認可を貰えなかった。
訴える事も外国では、儘ならない。
法律も違い、人脈もない外国では、泣き寝入りとなる。
アジアでは、法律も政治も行政でも、あまりにも人的で、リベートを騙し取られる事が当たり前。
日本だって、利権政治家や、お代官様役人はいる。
泣かされる事はある。
また、どの国も、行政区によって、ルールも許認可も、マーケットも別の国のよう。
中国など、一つの国とは思えない。
EU と思った方が良い。
国家、民族、宗教、風俗、そして歴史を背負った暮らしに馴染まなければ出来ない仕事だ。
老人ホーム事業で、外国へ進出して、成功した会社の例を知らない。
成功すれば、乗っ取られる。
失敗すれば、赤字を押し付けられる。
良くて、現地の会社は、不動産開発で儲けるが、その後の老人ホームの経営は大赤字。
その運営だけを押し付けられる。
そんな事例が多いと思う。
その状況は、よく聞いていたので、湖山Gは、コンサルタントと技能実習生の受け入れ以外は、全てお断りしている。
医療福祉保育の社会保障事業は、極めてドメスティックな産業だ。
世界雄飛は、製造業事業や、ネット産業の話。
介護保育は、日本語を話、日本文化を身につけた人の仕事だ。
日本を愛した外国人が、日本に来て、仕事を學ことはできるが、日本人が外国に行って成功する分野ではない。
日本人も、医療は、アメリカ、ドイツ、フランスに留学して学んで、帰国して日本の医療を築いたのだ。
私も、40年間、世界の老人ホームを見学して、学んだが、日本での事業は、全て、日本の法律文化に合わせて開発したもの。
異国から輸入するのは、ファッションやハンドバックくらいにして欲しい。
老人ホームも、スウェーデンの会社が、世界を席巻しているわけではない。
シニアタウンも、アメリカの会社が世界進出しているわけではない。
医療福祉の仕事は、本来、ドメスティックな産業なので、安心して日本国内に、専従している。

パルスオキシメーター 96・97・98
血糖 164 体温 36.1度

炬燵が恋しい 代表 湖山 泰成

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