【銀座湖山日記/12月8日】社会福祉法人のガバナンス

【銀座湖山日記/12月8日】社会福祉法人のガバナンス

保育園での、保育師の女性3人での虐待による、検挙の報道がショックだった。
障害者施設での、精神異常者による殺害事件とは違う。
仲良し同僚女性職員が、悪ふざけをするように信じられない事をする。
しかも、集団で。
これは、小学校での、集団虐めの延長のような気がする。
学校では、普通の子供が、集団で虐めを平気でする。
クラスメートは、誰も咎めない。
小学校では、担当教師が見て見ぬふりをしていた。
校長、教育委員会も機能していなかった。
今回も、理事長、園長は見て見ぬ振りどころか、口止めをしていた。
この理事長に最大の問題がある。
コンプライアンスを守るどころか、隠蔽を主導した。
話にならない。
この理事長は、二代目らしい。
福祉法人の創業者は、力量も意欲も責任感もあるが、家業の跡取りで理事長園長を継承したとなると、ふさわしくない人もいるだろう。
志も自覚も責任感も足らなかったかもしれない。
公益性の高い、税金も投入された福祉事業が、家族で継承されるファミリービジネスで支えられている。
実際、神社やお寺もそうだ。
地域に継承者がおらず、子供や親戚の中から後継者を選ばなければならないと言う現実もある。
これなら、いっそ、保育学部のある学校法人か、上場企業に経営をしてもらった方が安心、現実的かもしれない。
農業や、旅館も町工場も同じ。
個人事業の継続、次世代承継は、本当に難しくなった。
病院、診療所の事業継承の問題は20年前から言われていたが、今後、益々困難になる。
全て、大法人、大企業の時代が来るのだろうか。
湖山Gは、大法人よりも、地域の医療福祉ベンチャーを目指して来た。
私自身も、若手経営者から、いつの間にか、御隠居風会長になってしまった。
神話、伝説の創業者になる前に、やる事が山積している。
私が生きている間に、法人が成長発展するのは当たり前。
私の後の時代になってこそ、より良くなる法人となってほしい。
その為の今の私の経営は、未来の為の経営組織と、コンプライアンス遵守の社内組織風土の確立に尽きる。
その事に集中して全力を尽くす。
医療福祉の事業を通して、社会改革を目指す。
世の政治家、役人の方々。
もっと、現場の苦労に目を向け、理解して欲しい。
助けてくれとは言わないが。

バルスオキシメーター 98・97・98
血糖 123 体温 36.1度

創業者 代表 湖山 泰成

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