【銀座湖山日記/11月5日】県境の医療人材育成

【銀座湖山日記/11月5日】県境の医療人材育成

湖山Gは、30年前から、全国で老健から始まり、介護保険施設を開設して来た。
地域は、今見ると、中山間地、過疎地と言われる町ばかり。
決して、県庁所在地やその隣接市町村ではなかった。
県境の町は、小さく、大企業も、大工場も、大病院もない。
山の峰々で囲まれ、その頂点が、県境となる。
山脈が、県を囲む塀のようでもあり、その斜面は、スキー場の開発となった。
人口も、1万以下で、人口減は、益々進んでいる。
県境には、県内の有力医療法人も、社会福祉法人も、県立病院も来てくれないのだ。
皆、大都会を目指す。
民間法人は、東京を目指す。
過疎地に、魅力と、社会的意義を目指すのは、都会の若者だ。
かっての私のように。
今度、北関東の2県で、行政と医大が、協定をもって、未来医療人の育成を支援すると言う。
大いに有難いことだが、きっと、給与の嵩上げの為の補助金だと思う。
お金は大事で、ありがたい。
でも、お金を積んで、若い医師を招聘しても、どうやって、誰が医療人として育成するのだろう。
設備の整った、先輩医師と、何よりも、疾病の重い患者が来なければならない。
今や、患者は、皆、大都会の大病院、大学病院に行ってしまう。
道路事情や、鉄道の整備は、医療の整備より、医療施設の選択を容易にした。
医療整備が、行政と政治と医師の都合が優先されて、患者側の実態の変化に追いついていない。
既に、自治医科大学が、その制度を担ってきたはずだが、全国、県境の町村では、高給で、東京の大学から、医師を派遣してもらっている。
それでも、医師は定着しない。
医師の都会集中は、止められない。
オンライン診療を、大学病院で政策的に推進して、県境の町立病院を支えるのが一案だと思う。
医師が数人いても、それだけでは、現在の先端医療は提供できない。
赤髭の時代は、とうに過ぎたのに。
ブラックジャックがいる筈もないのに。

本日職員のPCR検査陽性者の数を掲載するのは辞めます。
ほとんど、0か1名の日々で、また、その数を検証する手間が大変なのです。
ご了解ください。

パルスオキシメーター 97・97・98
血糖 165 体温 36.4度

県境にロマンを 代表 湖山 泰成

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