【銀座湖山日記/10月17日】孫を入れたい保育園

【銀座湖山日記/10月17日】孫を入れたい保育園

この40年間、とにかく、病院も、特養ホームも、老人ホームも、機会がある限り、見学に行った。
病院会の病院評価機構の設立メンバーの委員として、調査に参加した事は本当に勉強になった。
どこも、有名病院ではあったが、玄関を入って、15分で、ほとんど、その評価が決まってしまうのである。
ホールが、暗くて、人気がない。
職員が顔を上げて挨拶をしない。
ナースステーションの整理が悪ければ、カルテを見るまでもない。
人間の評価と同じで、身なり、清潔感、態度で、ほとんどわかる。
病床のカーテンが汚い。
開けっぱなし。
トイレも暗くて、何となく不潔。
トイレの境に壁もカーテンもない。
自分だったら、使いたくない。
そういう、病院、ホームは、建物が古いだけでなく、職員がその環境に慣れてしまい、不快感を感じなくなっている。
外から来るとわかるのだが。
だから、来客、見学、お見舞いも減る。
その事を、スタッフは、気がつかない。
湖山Gは、保育事業を次世代の事業として、準備して、評判の良い保育園を調査している。
やはり、全て、設計、内装が明るく、子供の夢を育む環境がある。
遊具、絵本、備品が豊富。
当然、運動会や発表会のイベントが豊富。
これなの仕事は、スタッフには大変だろう。
でも、その仕事を辛いと思わず、積極的な、誇りを持った、表情の明るいスタッフがいる。
事業承継の相談もあるが、皆、建物が古く、建て替えの問題を抱えている。
社会福祉法人の会計士による外部監査制度が始まった。
問題は、財務だけではなく、過去の財産と歴史に頼るだけではなく、未来へ進歩するDNAを保持しているかも、法人存続には必要な事だ。
保育は、生活福祉だけではない。
幼児の健康、教育。
いや、若い親の健康、精神状態も、親子として配慮が必要だ。
医療・教育の進歩も学ばなくてはならない。
母子支援施設だけではなく、経済的にも、暮らしづらくなる社会において、サポートのあり方も、変わってくる。
福祉施設が、昔のままの、措置の時代のパターナリズムをどう脱却し、経営的にも民間として独立するか。
問題は、多大で、全てはこれからだ。
未来に向けて、生き続けるならば。
今日は、これから、仙台に旅立つ。
新しい特養ホームの竣工式がある。
新しい寮も建築中だ。
日帰りをせず、泊まってくる。
可能な限り、湖山Gの施設を訪問し、スタッフの顔を見る為に。
なにせ、日々、コロナと戦いながら、人の命を守っている。
できれば、地域の保育園も見学して来たい。
保育園から、介護施設、病院まで。
人の命も、健康も、日々の人生も。
幼児にも、人生の老いがあり、老人にも精神の成長はある。
盛りだくさんで贅沢だが、どれも落とすわけにはいかない。
自分と自分の家族の、人生そのものだからだ。

本日職員新規PCR検査陽性者0名
ご苦労様です。感謝致します。

パルスオキシメーター 97・98・98
血糖 163 体温 36.0度

保育園の母親の入園相談の対応を考えてみて、私が園児だった頃の母は精神的に大変だったと今頃になって気がついた。
子供を預かると言う事は、母親の生活と心まで配慮することなのだ。
昼間、子供を安全に預かってくれるというだけではなく、子供の心身の健全な成長にも寄与して欲しいという願いに応えなければなならない、
私の母も、そう思って、私を預けるところを選んだに違いない。
毎日迎えにきてくれた、若き日の、母親の姿を思い出した。
60年ぶりになるが。

孫を入れたい保育園、親が成長する保育園 代表 湖山 泰成

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