【銀座湖山日記/10月8日】予約ベットは、空きベット

【銀座湖山日記/10月8日】予約ベットは、空きベット

公立病院の経営再建に苦労なさった元院長のお話を伺った。
空床をそのままにする、職員に、予約ベットは、空きベットと、教えたそうだ。
よくわかる。
病院でも、特養ホームでも、入所予約が入ると、入所迄、開けたままにする相談員が今でもいる。
特養ホームでも、入院している間、何時退院するかわからないので、何ヶ月でも、部屋を空けておく。
その間、収入はないので、減収となり、病院施設は赤字になってしまうのだが、その事を理解できない職員もいる。
いつでも、入院できるように、ベットを開けて置きたいのはわかるが、今の制度では、それでは、経営は赤字になってしまうのだ。
その空床の減収を行政が補ってくれる制度は、今はない。
特養ホームでも、入院して空室になったところを、ショート利用しないと、赤字になってしまう。
現在の医療介護保険制度の下での、余裕のある、健全な経営は、厳しい。
もう一つは、院内を巡回して、職員に挨拶をするのだが、まともに挨拶を返してこない部署は、必ず、問題を抱えているのだそうだ。
そして、大量退職につながるのだそうだ。
多分、セクハラ、パワハラ、派閥闘争などだろう。
無責任な責任者の部署に違いない。
部下に責任と愛情のないリーダーは、職員を潰してしまう。
私にも経験がある。
最近、施設改修をしている施設を視察に訪れたのだが、その事務所に行って私が挨拶をしても、顔を伏せて、挨拶をしない事務職員がいた。
なるほど、こう言う職員のいる施設を、良い施設にするのは、難業だな、と、納得した。
どうりで、その施設は、私が緊急工事を命じるまで、改修修繕が、迅速に行われていなかったわけだ。
勿論、管理責任者が、施設に対する責任が足らないからなのだが、不良になるのは、建物設備だけではない。
無責任が許される組織は、職員全体が腐ってしまうのだ。
魚と組織は、頭から腐ると良く言うではないか。
私も、もう腐っているのだろうかと、日々不安に駆られる。
今日も、まだ一度も訪問をしていない施設を訪問する。
コロナでも、遠くても、私は行かなければならない。
頑張っている職員の為に。
決して、腐る事のないよに。

本日職員新規PCR検査陽性者0名
ご苦労様です。感謝致します。

パルスオキシメーター 97・98・99
血糖 199 体温 36.2度

常時新鮮 代表 湖山 泰成

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