埼玉県で、来年3月に閉園を宣言した保育園がある。
現在、66人の園児が居る、歴史ある社会福祉法人らしい。
養護ホームも運営していて、それは、継続するらしい。
職員の離職があり、保育士の補充の目処がたたないからとの理由。
少子化社会はわかっている事だが、問題は、首都圏は、無理して多量に開設された反動が大きい。
保育バブルの崩壊の危機とでも言うべきか。
実は、介護施設も、やがては、同様の生き残りの時代が来る。
保育園の開設スピードが、介護より速かったので、過剰になるのも早いのだ。
都内は、この5年くらいで、デイサービスが半減した。
これほどの事になるとは思わないが、保育園整備が、行政の優先課題だったので、その反動で、未来は過酷になる。
予測はされていたが、入れて上げる時代から、選ばられる時代に意識変換できる施設は少ない。
経営者は、傲慢になる。
職員は保守的安泰意識から転換できない。
安易に開業し、その後も順調だった施設が多かったのだ。
でも、歴史ある病院、旅館ほど、時代の変化に対応できず、退場する施設も多い。
一方、施設を拡大してきた大手企業でも、園児が定員を割った都心の保育園は撤退する方向と聞く。
株式会社のビジネスだから、当たり前。
経営は、塾や予備校の経営と同じなのだろう。
社会福祉法人なら大丈夫かと言えば、これも心もとない。
親子3人のファミリービジネスが多い。
子供が、借金して建て替えて、経営者を引き継ぐのは難儀だ。
地方の病院も、旅館も、農業も、皆、後継者難。
国は、こども園のように、保育園幼稚園一体型の大型化を進めているが、誰もがそうなれるわけではない。
新規参入組と撤退組が錯綜する。
夢と理想と現実は、いつも難しい。
本日職員新規PCR検査陽性者2名
ご苦労様です。感謝いたします。
パルスオキシメーター 98・99・99
血糖 131 体温 36.1度
再入園希望 代表 湖山 泰成
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