テレビで、ジブリのアニメ、「耳をすませば」を観た。
出だしが、オリビアニュートンジョンのカントリーロードから始まる。
彼女は、亡くなったはずだ。
主人公の父親の声優が下手だなと思ったら、ジャーナリストの立花隆。
勿論、癌で亡くなっている。
図書館通いの女子中学生が主人公。
私にも思い出がある。
私は、大学の図書館に通い詰めて、授業をサボっていた。
本棚をはじからはじまで、本の背表紙を見て回るのが習慣なのだが、たまたま手に取っ詩集に、カードが挟んであった。
こう書いてあったと思う。
私の新しい生活が始まりました、と。
そして、狭いのアパートの間取りの図。
青いボールペンだったと思う。
住所と名前も書いてあった。
いかにも、入学したばかりの女子大生と思わせる字体。
ショックで唸ってしまった。
誰か友達との出会いを求めていたのかもしれない。
私が、相応しい若人には、思えなかった。
既に、SFオタクの、図書館引きこもりの妄想学生だったから。
遠い青春の一コマを思い出したのも、映画が、主人公の本を通した出会いが物語のスタートだったからだ。
その彼女を探して、出会っていたら、私の青春は違ったものになったかもしれない。
残念ながら、図書館の本を通しての、私の偶然の出会いはなかった。
耳をすませば、私の心には、何が聞こえるのだろう。
自分の鼓動か、己のため息か。
目をつぶれば、未来からの、静かな足音が聞こえるはずだ。
私の心は、いつも、アリスの不思議な旅を、たどっている。
本日職員新規PCR検査陽性者2名
ご苦労様です。感謝致します。
今朝のパルスオキシメーター 98・98・97
血糖 169 体温 36.1度
補聴器が必要 代表 湖山 泰成
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