銀座の職員の観劇会を続けている。
港区でミュージカルを2度観た。
同じ演目である。
その劇団の演目は、今まで、大体観ているのだが、コロナで数年振りだ。
人生初のミュージカルは、小学校2年の時、英国の劇団のオリバーだった。
嫌がる私を母が無理やり連れて行った。
でも、始まると、舞台の熱気に巻き込まれて、まさしく、かぶり付きで、一瞬も目が離せなかった。
最前列から2番目で、舞台の息吹きも振動も伝わって来た。
その時のシーンは、今でも思い出せる。
舞台を一心に観ている、隣の席の母の横顔も、今でも瞼に浮かぶ。
子供の時に、母と観た演劇と映画は、全て思い出せる。
その後は、映画のメリー・ポピンズ、サウンド・オブ・ミュージックと繋がるのだが。
ウエスト・サイド・ストーリーは、何時頃、観たのか、記憶に定かではない。
多分、1人で観に行ったのだろう。
ポスターは覚えている。
テレビが最初だったかもしれない。
今回の2回の観劇は、感動の度合い、感情移入の度合いが大分違った。
座席によって、見える世界が違う。
目に入る役者が違う。
役者の歌や踊りの出来が、多少違う。
毎回、生の演技だから当たり前だが。
今回の2度目では、最後は、全観客がスタンディング・オベーションで、拍手喝采。
役者の気持ちの盛り上がりが、ファンと一体となっていた。
舞台と客席との一体感は、気持ちの良いものだ。
演劇は、役者身体の生の声が、観客の心を揺さぶる。
オペラと同じ。
役者の魅力を熱く感じる。
一方、映画は全体芸術。
カメラアングルや、編集の効果が大きい。
比較すると、映画は、クールな媒体だとわかる。
観ている自分は、客観的だ。
自分の身は安全だ。
でも、劇場の観客は安全ではいられない。
役者の、生きた身体の魅力に取り込まれる。
劇場の観客と役者と一体感が生まれる。
ホットな時間空間となる。
湖山の施設は、劇場、舞台。
観客は、患者、高齢者とその家族、そして、園児。
役者は、そこで働く、職員、貴方自身だ。
私は、プロデューサー、兼、劇場主。
今日も、満場の観客を湧かせてほしい。
本日職員新規PCR検査陽性者1名
ご苦労様です。感謝いたします。
今朝のパルスオキシメーター 99・99・99
血糖 157 体温 36.3度
老いたアラジンの冒険 代表 湖山 泰成
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