【銀座湖山日記/7月26日】映画を作る人

【銀座湖山日記/7月26日】映画を作る人

オペラ座の怪人ならぬ、映画館の怪人のような人生を送って来た私だ。
今までも、映画制作に支援して欲しい、つまり、スポンサーの1人になって欲しいとの話は幾つかあった。
医療、福祉、特に介護、認知症、看取り、終活にまつわる物語が多い。
医療・介護の世界では、無類の映画好きと知られている。
頼まれたコラムやエッセイは映画の話が多い。
大学の授業でも、映画を題材にする事もある。
レインマン、最強の2人、最高の人生の見つけ方、恍惚の人、明日への記憶、アリスのままで。
どんな映画も、生きる喜びと死の悲しみがテーマ。
人間の物語である以上、病気や医療と切っても切れない。
どんな映画も、医療の切り口で、評論した事があった。
ロボコップは、未来のリハビリ病院が舞台。
バイオハザートは、感染症の映画。
コロナ対策で観ても、役にはたたない。
と、まあ、こんな具合に。
映画は、どんな切り口でも楽しめるのが良いところ。
また、湖山Gは、地域振興のふるさと事業の支援もするので、その延長で、地方地元舞台の映画制作も相談を受ける事がある。
文化庁や、地元自治体、地元支援団体の支援金も得て、マイナーな映画制作をする。
当然、地元出身の監督や、俳優、地元有名人の関係親族が、力を入れている。
作る事は、良い事だと思うし、その映画をテレビドキュメンタリーにするくらいならわかるのだが、何故か皆さん、映画館で上映させたがる。
モデルの主人公の親族が絡むと、特にそう希望なさる。
製作費を出すスポンサーがいても、映画館にかかると、入場料が1800円取られる。
それだけ払って、映画館で観てくれる他人はそういるものではない。
小劇場の舞台も、同様の問題があるが。
とにかく、映画を作りたい、出演したい人は沢山いるのだが、お金を払って観てくれる人はそういるものではない。
大体、相談に来る映画製作者になりたいご本人が、年間どれだけお金を払って映画を観ているのだろうか。
子が親や、祖父の伝記映画を作ると、きれいごとな脚本や、演出をしてしまい、作品の質が落ちる事が多い。
自分の故郷を舞台に撮影しても、同様。
身贔屓やお手盛りは、真の感動を生まない。
当たり前だが。
私は、嫌われたくないので、制作には関わらない。
映画が完成したら、チケット買って、知人に勧めるだけだ。
子が親の映画を作ると、実は、子の思いの映画になっているのだ。
主人公は、親ではなく、親を思う子になっているように感じる。
それも、また、悪くはないと思っている。
映画館に行って、お金を払ってまで、観ようとは思わないが。
来年、湖山G40周年記念事業で、聖道理事長の映画を作るとしたら、私は、公開しない。
私1人だけの思い出の映画とする。
誰にも見せたくない。
父と私だけの思い出として。
誰にも、わかってたまるものか。
この半世紀の人生の苦労を。

本日職員新規PCR検査陽性者1名
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 98・97・98
食前血糖 262 体温 36.4度

深夜のレモンバターとパンの至福 代表 湖山泰成

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