小学4年生の泰成君の夏休み。
宿題ドリルは、2日間で仕上げる。
理科工作は、近くの商店街の電気屋さんのお兄さんに手伝ってもらう。
マブチモーターを使った、乾電池で動く自動車だったと思う。
6年の時の研究レポートには、庭の草を焼いた灰から、塩分を抽出出来るか。
テレビの歴史番組を観て、真似たのだが、全く抽出できなかった。
でも、良くあんなテーマを選んだな、と思う。
遊び放題の子供の夏休みのはずだったが、絵日記は、最終日に、書き溜めて、苦労した。
毎年、福島県の白河に、旅行に行った。
両親はゴルフ。
患者さんが、招待してくれていたのだ。
子供の私は、社長さんの車で、ドライブ。
今でも、その当時の運転手さんの顔を覚えている。
車の中では、ずっと、眠っていた。
家での昼食は、毎日のように、素麺、スイカを食べていたような気がする。
当時の素麺には、1束に、緑と赤の麺が1本づつ入っていた。
ガラスに入った、氷に浮いた素麺の中で、その2本は宝。
兄弟で、争った。
何故か、長男の小生が、先に食べてしまう。
妹は、それを見て泣き出す。
あの時の恨みが、未だに人生の恨みを買い、兄の小生の後悔となっている。
許せ、妹よ。
当時は、クーラーとカラーテレビは、居間にしかなかった。
黒い電話器も、そこにしか置いてない。
携帯電話など、テレビのスパイしか持っていなかった。
兎に角、夏は暑いもの。
そういえば、避暑という言葉は、最近は聞かない。
自宅の、古い日本家屋の居間から見える、庭の風景は、まさしく日本の夏。
蚊取り線香の宣伝そのまま。
実際、蚊取り線香も使っていた。
ゴキブリ1匹見つけても、子供は走って逃げまくっていた。
窓から、縁側に入ってきた子猫を蜜柑の段ボール箱で捕まえたら、親猫が助けに来た。
隣家との塀の上で、逆毛を立てて泣き喚いて、私達兄弟を威喝した。
あれほど、猫が恐ろしいと思った事はない。
震えがって、すぐに、子猫を解放した。
勝利の親子猫が、塀の上を行く後ろ姿は、神々しく、親が身を挺して子の命を守る姿に感動した。
この夏の日の、我が家での子猫事件も、映画のシーンのように良く覚えている。
空が、真っ白な、夏の日差しの下の風景だった。
昨夜の氷水に浸した素麺は、子供の時の夏休みを思い出させた。
母子施設の家族は、夏休みをどう過ごしているだろうか。
何を食べているだろうか。
気になってしまう。
東北の法人は、東京の母子施設に。
東海西の法人は、神奈川の母子施設に。
夏休みの子供が喜ぶような、お中元というか残暑見舞いを、送ってもらえないだろうか。
きっと、夏休みの日記に、書いてもらえると思う。
私の時のように。
本日職員新規PCR検査陽性者4名
ご苦労様です。感謝致します。
今朝のパルスオキシメータ 96・97・98
メロン・ヨーグルト・蜂蜜 食後血糖 285 体温 36.7度
アデルを聴きながら 代表 湖山 泰成
ーーーーーーー
- 銀座湖山日記に関するアンケート
日記のアンケート詳細は
こちらから
- 本日の内容に関して、あるいは今後の「銀座湖山日記」のテーマへの要望など、自由なご感想・ご意見をお聞かせください。
- おつかれさまでございます。
- 湖山医療福祉グループ「銀座湖山日記」アンケートについて
- 湖山泰成代表の「銀座湖山日記」にお目通し頂きありがとうございました。今後の「銀座湖山日記」運営に活かすために、簡単なアンケートにお答えいただき、 率直なご感想・ご意見をお聞かせください。
- 何卒、ご協力よろしくお願い申し上げます。