【銀座湖山日記/7月24日】泰成君の夏休み

【銀座湖山日記/7月24日】泰成君の夏休み

小学4年生の泰成君の夏休み。
宿題ドリルは、2日間で仕上げる。
理科工作は、近くの商店街の電気屋さんのお兄さんに手伝ってもらう。
マブチモーターを使った、乾電池で動く自動車だったと思う。
6年の時の研究レポートには、庭の草を焼いた灰から、塩分を抽出出来るか。
テレビの歴史番組を観て、真似たのだが、全く抽出できなかった。
でも、良くあんなテーマを選んだな、と思う。
遊び放題の子供の夏休みのはずだったが、絵日記は、最終日に、書き溜めて、苦労した。
毎年、福島県の白河に、旅行に行った。
両親はゴルフ。
患者さんが、招待してくれていたのだ。
子供の私は、社長さんの車で、ドライブ。
今でも、その当時の運転手さんの顔を覚えている。
車の中では、ずっと、眠っていた。
家での昼食は、毎日のように、素麺、スイカを食べていたような気がする。
当時の素麺には、1束に、緑と赤の麺が1本づつ入っていた。
ガラスに入った、氷に浮いた素麺の中で、その2本は宝。
兄弟で、争った。
何故か、長男の小生が、先に食べてしまう。
妹は、それを見て泣き出す。
あの時の恨みが、未だに人生の恨みを買い、兄の小生の後悔となっている。
許せ、妹よ。
当時は、クーラーとカラーテレビは、居間にしかなかった。
黒い電話器も、そこにしか置いてない。
携帯電話など、テレビのスパイしか持っていなかった。
兎に角、夏は暑いもの。
そういえば、避暑という言葉は、最近は聞かない。
自宅の、古い日本家屋の居間から見える、庭の風景は、まさしく日本の夏。
蚊取り線香の宣伝そのまま。
実際、蚊取り線香も使っていた。
ゴキブリ1匹見つけても、子供は走って逃げまくっていた。
窓から、縁側に入ってきた子猫を蜜柑の段ボール箱で捕まえたら、親猫が助けに来た。
隣家との塀の上で、逆毛を立てて泣き喚いて、私達兄弟を威喝した。
あれほど、猫が恐ろしいと思った事はない。
震えがって、すぐに、子猫を解放した。
勝利の親子猫が、塀の上を行く後ろ姿は、神々しく、親が身を挺して子の命を守る姿に感動した。
この夏の日の、我が家での子猫事件も、映画のシーンのように良く覚えている。
空が、真っ白な、夏の日差しの下の風景だった。
昨夜の氷水に浸した素麺は、子供の時の夏休みを思い出させた。

母子施設の家族は、夏休みをどう過ごしているだろうか。
何を食べているだろうか。
気になってしまう。

東北の法人は、東京の母子施設に。
東海西の法人は、神奈川の母子施設に。
夏休みの子供が喜ぶような、お中元というか残暑見舞いを、送ってもらえないだろうか。
きっと、夏休みの日記に、書いてもらえると思う。
私の時のように。

本日職員新規PCR検査陽性者4名
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 96・97・98
メロン・ヨーグルト・蜂蜜 食後血糖 285 体温 36.7度

アデルを聴きながら 代表 湖山 泰成

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