【銀座湖山日記/6月11日】民間病院の崩壊

【銀座湖山日記/6月11日】民間病院の崩壊

コロナ感染症有事に、病床確保を国が、民間病院に直接指示できるように法改正がなされる。
補助金や、保険点数で、誘導するとしても、期待通りには行かないだろう。
国の政策は、病院の許可を細かく規制しすぎた。
突然、野戦病院に戻れと言われても、無理だ。
小学校に、高校生を、高校に、園児を入学させるようなものだ。
教師の専門性を求め、学校設備も理科教室や体育館など、専門教室となっている。
専門標榜や専門医制度が、今回は、医師の対応を制限していると思う。
国の指揮権で、病院の中身を変えられるのならば、全ての公的病院をそうできるはずだ。
でも、実際は、そうなっていない。
公立病院を支持できないのに、自由開業制の民間医療に命令して動かせるだろうか。
指揮権発動して、統制が取れないと、それこそ国家医療制度の根幹と信頼が揺らぐ。
病院は、国家規制の賜物。
規模、設計設備、そして専門スタッフ。
寿司屋に、フランス料理やイタリア料理を出せと言われても、専門職人は対応できない。
蕎麦屋や、おでん屋に転換しろと言われても。
コーヒー専門店に、紅茶でも緑茶でもコーラでも良いから提供しとろと、言われても、呆然とするだけだ。
今までの精緻な、縦割り専門性と誇りが、今は、臨機応変な対応を困難にしている。
医療保険施設と介護保険施設の区別もそうだ。
国家の強権発動で、期待通り医療業界が、艦隊編成再編を出来れば良いのだが、難しいと思う。
これを機会に、民間中小病院は、閉院が増えるだろう。
逃げているのではない。
幼稚園の先生に、明日から保育園になれ。
美容院に明日から理髪店に変わって、女性を断って、男性客の髭を剃れ、と言っているようなものだと思うのだ。
とにかく、対応不能の民間病院は、閉院していくだろう。
徴兵制の医療業界は、変わる。
とにかく、医師のマインドも、病院の経営も変わる。
正しい方向である事を祈るばかりだ。

本日職員新規PCR検査陽性者0名
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 98・99・99
食前血糖 242 レーズンの誘惑  体温 36.0 度

本日も外出、世間は楽し  代表 湖山 泰成

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