【銀座湖山日記/6月2日】グレイドアップか、ダウンサイジングか

【銀座湖山日記/6月2日】グレイドアップか、ダウンサイジングか

保育園の建て替え計画のコンセプト会議が始まった。
新卒保育士も混じっての、保育園の未来構想、自分の夢を語る意見交換会。
今迄、実現できなかった保育を実現させる為には、どういう設計設備にしたいのか。
既に、地域の幼児は、減りつつある。
2年後には、入園希望者が確実に減る。
あれほど、保育園が足らないと言われたが、今度は、保育園のリストラが予定されている。
保育園は家族経営、一族経営と呼ばれる法人が多い。
中小病院と同じ、事業継承問題も起きる。
合併とリストラが、他の産業同様に起きる。
その、少子社会を見越して、建て替えをしなければならない。
親に選ばれる、保育園にしなければ、生き残れない。
保育園が足らない時代から、供給過剰な社会へ、一気に進む。
職員各人の意見は、皆揃って、今までの良さを守って行きたいと、言う。
最もらしい意見だが、これだけでは、この保育園の未来は暗い。
その良さを維持し続けるためには、どういう保育園にしなければならないのか。
どういう設計設備にしなければならないのか。
目的と手段を取り違えている。
過去と同じ設計設備で良いはずがない。
教育も医療も進歩している。
この保育園は、伝統と歴史に甘えているのではないか。
私は、銀座の老舗の和菓子店が、毎年、味を変えて時流に合わせた改良をしている事実を話した。
君たちは、まるで、老舗の温泉旅館みたいな事を言う。
せっかく、前面建て替えのチャンスなのに、関心が薄いように見える。
それは、保育サービスの進歩改良に関心が薄いと言うことだ。
医療も、教育も、保育も、日夜進歩している。
保育室の設計設備は、今迄と同じで良いはずがない。
具体的な意見が少ないと言う事は、保育に欠ける情熱が薄いと思われても、しょうがないではないか。
莫大な投資をする理事長の私を説得するだけの、新保育園、未来保育園の構想を語ってくれ。
素晴らしい企画と、熱い情熱で、私を納得させてくれ。
そう、言って、会議のスタートとした。
保育園幹部は、少子時代に合わせて、定員数を見直しをし、園児を減らす事も検討したいと、のたまう。
園児を減らすと言う事は、保育師職員をリストラすると言う事だ。
その時は、提案した、年長の幹部職員からリストラすると宣言した。
マーケットが縮小するときには、寡占化が進む。
優良な法人保育園しか生き残れない。
過去と違い、親は、良い保育園を選べる。
良い病院、医師を選ぶのと同じだ。
保育園が足らない時代の在り方にどっぷり浸かり、将来の経営危機を理解できていない。
幹部が、新卒新人の未来に責任感を感じていない。
何しろ、危機感がない。
私が、財力で、素晴らしい建物、保育室を作っても、価値を生まない。
ソフト、つまり、優秀で情熱のある保育師が使ってくれないと意味がない。
病院、学校も同じ。
ハードもソフトも共に優良でなければ、良い保育園は継続できない。
良いハードは、良いソフトを育む。
悪いハードは、良いソフトも疲弊させる。
だから、莫大な資金を投じて立て替えるのだ。
より、素晴らしい保育園となる為に。
それが、経営者の義務であり、仕事であり、やりがいなのだ。
だから、遠慮なく、私を説得してください。
皆さんの夢と情熱で。

本日職員新規PCR検査陽性者0名
ご苦労様です。感謝いたします。

今朝のパルスオキシメータ 99・98・99
食前血糖 211 牛しゃぶ万歳

情熱の経営者 代表 湖山 泰成

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