【銀座湖山日記/6月1日】ジェット・セット

【銀座湖山日記/6月1日】ジェット・セット

自家用飛行機で世界中を飛び回る経営者や、お金持ちを、昔、ジェット・セットと呼んだ。
それほどではないが、私は、ほぼ一年中、飛行機、新幹線、車で日本中の湖山の施設を飛び回った時期がある。
毎週、毎月の会議の為に。
印鑑を持って。
私が行って、署名捺印しないと、役員会にならない。
私が銀行に行かないと、借り入れができない。
そんな時期もあった。
銀座の本部を確立しても、今度は、全国から、幹部が日参する。
毎週の、銀座への出張を楽しみにしていた人もいただろうし、そうして、銀座発祥の湖山Gの文化を銀座で共有してもらうのも、大事な事だった。
地域文化と施設体系の多様性を尊重する為にも、共有言語としての、銀座ファッションは有効だった。
銀座は、湖山G幹部のクラブハウスだったのだ。
父は、地方ばかりに施設を作る私に、いつも、お前は日本中に別荘を作っているみたいだな、と言っていた。
地方に憧れを持つ旅する若者でもあったのか。
湖山の新人研修で、地方出身の若者を、毎年大勢海外視察研修に連れて行った時期もある。
スウェーデン、ハワイ、アメリア、ニュージーランド。
シーズンオフの寒い、ツアーの安い時期に行くのである。
スウェーデンは、2月3月で、凍りそうだった。
その頃の若手が、今の施設長レベルとなった。
今週は、役員会シーズン。
銀座から、大画面で見る役員メンバーには、車中からの参加者もいる。
私も、今年は、新幹線や車中からの参加をした。
便利この上ないのだが、これでよいのだろうろうかと、不安にもなる。
相手の眼と表情を見極めないと、納得できない性分の私は、時には、会議で詰問調になる。
無表情で、顔を背けられると、本心を掴めないのだ。
視線を逃げる人は信用できないのだ。
返事をはっきりできない人は、会議に参加しても意味がないのだ。
プレゼン能力以前。
コミュニケーションできない人は、人のお世話の仕事はできない。
医療も福祉も。
秘書も、経理も営業も。
だから、施設現場に行って、顔を上げて、明るく忙しそうに動き回っているスタッフを見るのは嬉しい。
本部事務員も、経営者の私も、走り回っている現場スタッフの伴走者なのだと思いたい。
私は、生涯、地域の道を走るマラソンランナーである、湖山の現場職員と共に、道を走る。
皆さんの、人生の伴走者でありたい。
山形の田園風景を走る車中から見ながら、そう思った。

本日職員新規PCR検査陽性者0名
ご苦労様です。感謝いたします。

今朝のパルスオキシメータ 96・97・98
食前血糖 247 パウンドケーキの呪い

キャンプは、モーニング・ステーキ 代表 湖山 泰成

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