【銀座湖山日記/5月29日】劇場のこけら落とし

【銀座湖山日記/5月29日】劇場のこけら落とし

新しい資本主義政府原案によれば、これからは、創業融資の個人保証は不要になるようだ。
40年前に、銀座の救急病院の再建を始める時は、27歳の若手企業家と言えた。
生命保険を目一杯入り、ゴルフ場会員権まで担保にした。
それしか無かったので。
再建に命をかけると思いがあったかあどうか迄は、夢中であまり覚えていない。
その後、3回は、経営の危機を迎える事があった。
一度は、新たな病院を開設した時で、疲労で最上階の病室に入院した。
その時は、一度だけ、何故、中小企業のオーナーが、赤字で破産と言うだけで、自殺をするのか、理解する事ができた。
その後も、病院施設が増える度に、借金も、その個人保証額も増えている。
今は、保証協会の保証を取り付ければ良いのだが、強いて個人保証のみで借入をしている。
その支払いを免除されている保証料の分以内で、経営者給与を貰う。
そして、毎年その分を社会福祉法人に寄付をしている。
だから、毎年、個人の現金はすっからかんにしてある。
相続税対策のコンサルタント泣かせの人間である。
常に新しい医療福祉施設に投資するのが、私の投資と社会活動と、生きがいの全てとなる。
借金が100億を超えたあたりから、資産と借金のバランスを意識しても、借金そのものは苦にならなくなった。
銀行の方には、聞かせられないが、借金も財産だと思えるようななった。
見にあった健全な借金である事が条件だが。
身の丈にあった、財産借金かどうか。
財産が、筋肉か脂肪か。
それは、会計士に判断して貰う。
今は、借金も、素晴らしい湖山の資産が増えているのと同じと考えるようになった。
私は、新しい施設の竣工は、湖山の劇団員の新しい劇場がオープンするのだと、考えている。
今日も、山形の新しい施設の竣工式の為に出張する。
山形に行くのは、何年振りだろう。
多くの現地の職員と再会を果たせる。
新しい、劇場たる湖山の小屋を視察する。
そして、舞台で活躍する湖山の職員、劇団員に挨拶する。
劇団長は、施設長。
私は、劇場主、小屋主だ。
また、劇団のファンであり、観客でもある。
毎回、客席から、心からの拍手を送る。
感動させて貰えるからである。
時には、涙ぐんでしまう。
その劇場の、こけら落としに、観劇に行くのだ。
初日の開演のベルは、もう直ぐ。
心待ちにしている。

本日職員新規PCR検査陽性者1名
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 97・98・98
食前血糖 195

湖山ファンクラブ 代表 湖山 泰成

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