キャンプを夢見る泰成君は、庭で、キャンプもどきの食事をした。
飯盒でご飯を炊く。
上手く行かなかた。お粥で食べた。
腰にぶら下げる飯盒と言っても、分かる方はいないかも知れない。
実際、そんな物を持っている登山者は見た事がない。
では、シェラカップはご存じだろうか。
ネットで探したら、これは、今でも売っている。
折り畳める持ち手がついた、金属製の台形のカップ。
泰成君が持っていたのは、アルミ製だったが、最近は高級チタン製もあるらしい。
泰成君はその、万能シェラカップが痛くお気に入りで、嫌がる母の目を避けながら、1人の時は、それで冷たい飲み物を飲んだ。
実用一点張りのキャンプ用品は、カッコよく思えたのだ。
ステンレス製なので、熱いのは飲めない。
口に出来ないのだ。
でも、母は、私が、自宅で使うのは、本当に不快がった。
みっともない、恥ずかしいと思ったのだろう。
いつの間にか、捨てられてしまったように思う。
銀座統括本部のビルの屋上を、キャンプ場にしようとしているのだが、キャンプ用品を買い揃えようとしたら、何か足らない。
それは、シェラカップだと気がついた。
今は、マグカップ全盛で、もはや、使う人はいないのかもしれない。
泰成君は、万能アーミーナイフと、一本のロープと、シェラカップ一つあれば、無人島に遭難しても、生きていけると信じていた。
夢見るサバイバーだ。
無人島漂流記の小説の読みすぎです。
でも、都会での地震災害は、救援者のこないサバイバル。
都会の災害訓練は、キャンプ体験となる。
そこでの、もう一つの必需品は、マッチ。
でも、今は、マッチはどこで売っているのだろう。
百円ライターは、今でもあるのだろうか。
本日職員新規PCR検査陽性7名
ご苦労様です。感謝致します。
今朝のパルスオキシメータ 98・97・99
食前血糖 144
スイス・アーミーナイフ 代表 湖山 泰成
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