日本独自の学問研究に、渋滞学がある。
と言っても、純然たる数理物理学で、非線形動力学・渋滞学と言う。
昆虫の蟻の動きを見ていて、思いついたそうだ。
蟻は、多数動いているように見えるが、実際に働いているのは、2割で、後の8割は、ただうろうろしているだけらしい。
会社でも、稼いでいる営業マンは、2割で、後はそれらしく働いているだけらしい。
その、働いている2割の蟻だけ集めて、エリート蟻チームを作っても、やはり、生産性のある働きをするのは、全体の2割でしかない。
つまり、チームプレーをする組織の限界、ルールのようだ。
野球でも、金にあかせて、スター・プレーヤーばかり集めたチームが優勝するかと言えば、そうではなかった。
チームは組み合わせ次第。
だから、面白い。
さて、渋滞学に戻ろう。
この学問の最初は、高速道路の渋滞を分析し、渋滞を減らすためにはどうしたら良いかと対策を考える事だった。
結果は、車間距離を余裕を持って維持する事立った。
次は、火事の際、大ホールから、人を誘導して逃すのに、どのような設計にするかの実証実験。
これも、一気に群衆が集まらない場所に扉の位置を工夫したり、扉の前に柱を置いて、人流を分散させる事だった。
どちらも、ゆとりを持たせること。
遊びの余裕を持たせる事。
人も車も、前が空いている時だけ、進む。
前が詰まっていれば、前へ進めない。
適正な密度を維持し、高くならないようにする事。
火事などで、バケツリレーで水を運ぶ際、1番早く多量の水を運ぶ為には、バケツに水を一杯入れてはいけない。
実験では、バケツの7割まで水を入れて渡していくのが、1番早かった。
それ以上、水を入れると、バケツからこぼれる水が多くなるからだ。
何事も、慌てず、急がずが、正しいようだ。
スキーも、スローイン・ファーストアウトのドルフィンスキーがタイムが1番早い。
成程。
私は、貯蓄の渋滞学を考えた。
どうしたら、自分の貯金口座にお金が渋滞していくのか、貯まるのか。
渋滞して行く程のお金がないので、まだ、実験に至らない。
お金を下ろすのに、手間と時間がかかるようにすれば良いのかもしれない。
銀行の方、考えてみて下さい。
かかりつけ医の制度も、診療所に登録患者を渋滞させる為の制度とも言える。
立場、目的によって、制度政策の評価は違ってくる。
職員が辞めずに、会社に渋滞して来る為の人事評価及び福利厚生制度をどなたか、研究していただけないものか。
経営情報が、未熟な職員の下に滞留する事なく、経営者に届く為の経営情報渋滞学なら、私にもわかる。
中間管理職を減らすしかない。
トップ自らが、外部からもたらされる事業情報を直接受けるしかない。
情報を、抱え込む役職者の階層を減らす。
つまりフラットな組織にする。
でも、これは、リスクをトップが一気に全て背負う事になる。
それが、今の代表の私だ。
スピードと安全は矛盾する。
安全と営業もそうだ。
矛盾のデパートが代表の私だ。
この状態から、抜け出す扉も、道も、未だ私には、見つからない。
本日職員新規PCR検査陽性者2名
ご苦労様です。感謝致します。
今朝のパルスオキシメータ 96・97・98
食膳血糖 157
借金渋滞 代表 湖山泰成
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