【銀座湖山日記/4月26日】安全への条件

【銀座湖山日記/4月26日】安全への条件

40年前の銀座の救急病院で、救急車で運ばれてくる患者は、今とは、大分違う。
交通事故。
渋滞の銀座で、結構追突事故が多かった。
大怪我ではないが、首を悪くする人が多かった。
今は、首に包帯を巻いている人を見る事もない。
交差点で、進路方向外侵入禁止のガイドラインが出来た事も、あるかも知れない。
これは、車のブレーキの、エアバックの進歩のおかげだと思う。
酔っ払いの駅の階段の転落。
駅に、エスカレーターや、エレベーターが、増えた。
ビル工事中の作業者の落下。
大体が、安全ベルトを使用していなかった場合。
慣れた、経験者による、慣れと驕り。
自業自得と言うにはかわいそうだが、年配者が多かった。
当時は、都会はビルラッシュだったのだ。
今は、そのような事は無くなった。
以上の3つの事故患者は、どれか、毎月のように、救急車で運ばれて来た。
銀座の街角に大きなビルの工事が始まると、また、落下事故がなければ良いがと心配した事を覚えている。
工事や工場の事故を研究する安全学会が出来たのも、この頃だと思う。
大型の船舶、工場、ビルが出現する社会の中で、事故が多出したのだと思う。
原発事故もそうだ。
何事も、急ぐ、急がせる、拙速で無理して工事納期に合わせる。
こうした事が、事故を招く。
湖山Gは、毎年、5件くらいの介護施設を建設する。
設計や設備の選定を早めにして、工場計画に余裕を持たせる。
明日も早朝から工場をする関係者との、工程会議は、2時間で終わらせる。
宴会接待は遠慮する。
施主として、当然の配慮だ。
設計変更も認めない。
事前の検討を蔑ろにしていたと言うことになる。
良い製品を、安く、安全に作る為の第一の条件は、時間の余裕。
部下に対する、指示命令も迅速に。
管理者の判断が遅れれば、それだけ状況は悪化する。
拙速と、迅速の違いがわからないと、良い管理者には慣れない。
部下が泣くのだ。
部下を泣かせても、取引先を泣かせても、チーム事業にはならない。
施設の定礎には、湖山のオープンスタッフのみならず、工事関係者の名前が合計1200名は並ぶ。
施設も大型になり、関係者の人数も増えた。
今度は、3000名の名前の記載の定礎を持つ施設が竣工する。
職員の家族まで、記名されているらしい。
湖山に家族主義、ここに来れりと、感にいった。
介護建築設備学会にも、安全研究委員会を作らねばならない。
介護事故も、建築事故も、共に、余裕と謙虚さがないと防ぐ事はできない。
ハードとソフト。
両手の経営。
湖山は、両足で立つ事も忘れてはいない。

本日職員新規PCR検査陽性者4名
ご苦労様です。感謝いたします。

今朝のパルスオキシメータ 99・99・98
食前血糖 162 昨夜の夕食は控えました。

安全第一、営業第二。  代表 湖山 泰成

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