40年前の銀座の救急病院で、救急車で運ばれてくる患者は、今とは、大分違う。
交通事故。
渋滞の銀座で、結構追突事故が多かった。
大怪我ではないが、首を悪くする人が多かった。
今は、首に包帯を巻いている人を見る事もない。
交差点で、進路方向外侵入禁止のガイドラインが出来た事も、あるかも知れない。
これは、車のブレーキの、エアバックの進歩のおかげだと思う。
酔っ払いの駅の階段の転落。
駅に、エスカレーターや、エレベーターが、増えた。
ビル工事中の作業者の落下。
大体が、安全ベルトを使用していなかった場合。
慣れた、経験者による、慣れと驕り。
自業自得と言うにはかわいそうだが、年配者が多かった。
当時は、都会はビルラッシュだったのだ。
今は、そのような事は無くなった。
以上の3つの事故患者は、どれか、毎月のように、救急車で運ばれて来た。
銀座の街角に大きなビルの工事が始まると、また、落下事故がなければ良いがと心配した事を覚えている。
工事や工場の事故を研究する安全学会が出来たのも、この頃だと思う。
大型の船舶、工場、ビルが出現する社会の中で、事故が多出したのだと思う。
原発事故もそうだ。
何事も、急ぐ、急がせる、拙速で無理して工事納期に合わせる。
こうした事が、事故を招く。
湖山Gは、毎年、5件くらいの介護施設を建設する。
設計や設備の選定を早めにして、工場計画に余裕を持たせる。
明日も早朝から工場をする関係者との、工程会議は、2時間で終わらせる。
宴会接待は遠慮する。
施主として、当然の配慮だ。
設計変更も認めない。
事前の検討を蔑ろにしていたと言うことになる。
良い製品を、安く、安全に作る為の第一の条件は、時間の余裕。
部下に対する、指示命令も迅速に。
管理者の判断が遅れれば、それだけ状況は悪化する。
拙速と、迅速の違いがわからないと、良い管理者には慣れない。
部下が泣くのだ。
部下を泣かせても、取引先を泣かせても、チーム事業にはならない。
施設の定礎には、湖山のオープンスタッフのみならず、工事関係者の名前が合計1200名は並ぶ。
施設も大型になり、関係者の人数も増えた。
今度は、3000名の名前の記載の定礎を持つ施設が竣工する。
職員の家族まで、記名されているらしい。
湖山に家族主義、ここに来れりと、感にいった。
介護建築設備学会にも、安全研究委員会を作らねばならない。
介護事故も、建築事故も、共に、余裕と謙虚さがないと防ぐ事はできない。
ハードとソフト。
両手の経営。
湖山は、両足で立つ事も忘れてはいない。
本日職員新規PCR検査陽性者4名
ご苦労様です。感謝いたします。
今朝のパルスオキシメータ 99・99・98
食前血糖 162 昨夜の夕食は控えました。
安全第一、営業第二。 代表 湖山 泰成
ーーーーーーー