【銀座湖山日記/3月27日】湖山の気配

【銀座湖山日記/3月27日】湖山の気配

施設にビデオカメラを設置するようになったのは、認知症患者が施設を離脱したときのためだったと思う。
何時、何処の扉から出たのだろう。
大抵、明け方、職員の目のない時間に。
翌朝、不明だと大騒ぎになり、録画を家族や警察と一緒に検証する事もある。
最近は、職員の不正、窃盗、パワハラを予防する為に。
そして、利用者への虐待が疑われたりした際に、職員の無罪を証明する為に、検証に使われる。
ビデオ録画があって、疑心の家族や行政や警察に納得して貰える。
そうでないと、水掛論になる事がある。
施設にカメラを設置する管理者は、職員を信じないけしからん経営者であると、喚いた教育担当講師がいたが、その人は、無責任で、スタッフをモンスターファミリーから守る責任のない人であると判った。
認知症の方に不安がらせない為には、常に何処かにスタッフの気配を感じさせる必要がある。
エレベーターで、ロビー階に降りても、直ぐ事務フロントが見える。
受付の職員とお互いに目が会う。
玄関からお客が来ても、直ぐに受付に気がつく。
お互いに。
お互いの気配を感じるような、設計、間取り、ガラス窓付きドア。
いつでもどこでもどんな時でも、助けを呼べる。
頼りになる人の気配を感じさせる。
安心感を与える、人の気配を感じさせる設計間取り。
これも、介護建築設備学会のテーマの1つだろう。
私も、幼児の頃、昼寝をして目を覚ますと、母も保母もおらず、不安で泣きだした記憶がある。
母が買い物から帰ってきて、やっと安心して、母のエプロンに抱きついて大泣きした記憶は忘れない。
3歳くらいの、幼児の初期記憶ではないか。
その前の記憶が蘇らないので。
安心を与える湖山の気配とは、どうあるべきか。
経営者湖山代表の気配は、現場に届いているだろうか。
私は、今でも、亡き父理事長の気配を感じる。
この日記を認めている時はなおさら。

本日職員新規PCR検査陽性者4名
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 98・97・97
食後血糖 248

寄り添う気配 代表 湖山泰成

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