朝寝床での儀式。
赤ん坊みたいにに、手を握ったり、指を伸ばしたり。
にぎにぎを繰り返す。
指先の毛細血管に血を送るためだ。
布団の中で、両足を動かす。
自転車を漕ぐみたいに。
モサモサ、クダクダと。
在宅医療の認知症の医師に教わった。
そして、頭に神経を集中して、今日、日記に書く事を、考える。
何も思いつかない。
脳細胞が膨れるくらいに、脳に血液を送る。
想起すると言う。
テレビは、つけっぱなしなので、ニュースを見る。
ネットで新聞を読む。
メールを確認する。
そうすると、気になることが出てきて、何か書き出す。
職員からのメールで、第2子が生まれたとの報告があった。
その可愛い赤ん坊の写真が送られてきた。
可愛い。勿論。
映像もついている。
赤ん坊が、産声を上げている。
両親の顔も、自慢げだ。
羨ましくも、私も嬉しい。
満足のお裾分けを頂いた。
私は、皆さんに、怒ったり、怒鳴ったり、話したり、メールで文章を送ったりできる。
手も振り回したり、机を叩くこともある。
でも、この痛いけない、生まれたばかりの天使は、何もできない。
お腹が空いたとも、喉が渇いたとも、眠いとも、起きたよとも、何も言えない。
泣いて、泣き声を上げて、母親を呼び、父親に気づいてもらうしかない。
赤ん坊は、なくことが仕事。
泣くことが、生きる事。
私達は、沢山、コミュニケーション手段を持っている。
話す事も、メールを発信することも、手紙を書く事も、電話をかける事も、ホームページやパンフレットを作る事も。
ただ、黙って、人が理解してくれないなどと考えたら、赤ん坊に申し訳ない。
人が聞いてくれないからではない。
自分が伝えてないのだ。
会議で、俯いて黙っている人。
返事のできない人。
泣いてみたらどうだろう。
赤ん坊みたいに、可愛くね。
本日職員新規PCR検査陽性者3名
ご苦労様です。感謝致します。
今朝のパルスオキシメータ 95・97・98
赤ん坊迄退行中 代表 湖山泰成
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