【銀座湖山日記/3月9日】湖山を育てるもの

【銀座湖山日記/3月9日】湖山を育てるもの

東京の特養ホームは、コロナ発生リスクは1番高い。
東京に、医療機関は多いが、施設クラスター発生も多く、医療破綻が1番心配されている地区でもある。
施設の発熱高齢者というだけで、受け入れ病院がなかなか決まらない状態だ。
東京のある特養ホームは、協力医療機関を断られてしまった。
公的病院なのだが、医療逼迫の中で、特養ホームの面倒まで見れなくなったと言う。
介護施設は、医療機関の支えなしには、命を守れない。
医療崩壊は、介護崩壊のドミノ崩壊となる。
即、知り合いの民間救急病院の理事長に電話をかけ、協力病院としての受け入れをお願いした。
医療ネットほど、医師の人的ネットワークが大事。
医療は、行政管区で動いているわけではない。
信頼できる医師同志の連携で医療体制は構築されている。
託される患者の診療情報を正しく伝えなければ、医師は責任を持って受け入れられない。
医師でなければ、看護師。
介護施設のスタッフには、利用者を医療施設に送るだけで、事前に病状を的確に伝える事ができない人が多い。
とにかく、救急車で迎えに来て欲しいとしか、言えない人が。
だから、介護施設にこそ、医療教育が必要と感じている。
特養に、医師、看護師がもっと配置されるべきと努力しているのは、こういう理由だ。
湖山の介護施設には、理学療養士も、営養師も多い。
必要だからだ。
薬剤師の関与も欲しい。
病院ではないのだから、と言う理由は言い訳でしたない。
在宅、ホームに医療はいらないのか。
利用者の家族に準ずる者として、家族から託された者として、医療も配慮しなければならない。
昨日は、特養ホームで、コロナ陽性者を受け入れてくれている、協力病院の院長にお礼に挨拶に行ってきた。
救急病院として、地域医療を長らく支えて来た病院であり、地域医師会の会長でもある。
24時間休める時はないだろう。
それでも、明るく、同行した特養スタッフを誉めていただいた。
コロナで戦った看護師が、チームとして育っていると言うのである。
実は、私もそう感じている。
コロナで苦労した施設のスタッフは、強いチームに育っている。
その中核は看護師だ。
病院側でも、そうだと言う。
医師が医師らしくリーダーシップを発揮するからだと言う。
緊急対応が、苦労が、チームを強くする。
チームが人を育てる。
そして、怯まず立ち向かう現場スタッフが、経営者を育てるのである。
私は、現場の皆さんに育てていただいた。
その事に報いたい。
そう、感謝して、日夜戦っている。

本日職員新規PCR検査陽性者0名
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 98・99・99
血糖値 216 ジンジャエールを飲みました。
ハイボールの気分でジンジャーエール 代表 湖山泰成

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