【銀座湖山日記/3月2日】ガラスの城

【銀座湖山日記/3月2日】ガラスの城

2年ぶりに、六本木の美術館を訪れた。
新しい展示のオープン・レセプションに招待された。
今までだったら、館長、大使館大使の挨拶、テープカットの後入場となるのだが、式典が何もない。
コロナだから。
展示を観て回って、会場を出れば、パーティー会場のはずで、軽食飲み物が揃っていて、顔見知りの美大、美術関係者に挨拶をするのだが、今回は何もない。
コーヒーひとつもない。
コロナだから。
美術館も、パーティーがないと寂しい。
この建物は、建物自身がガラス一面で美しい。
ロビーに陽光が一杯注がれる。
ガラスの城のよう。
この建築家の作品では、この美術館が1番素晴らしい。
気に入っている。
ここの次は、大阪の民族博物館かな。
学生の頃から、毎年、その博物館に行く為だけに大阪に旅した。
その博物館には、もう、40年は行っていない事になる。
美術館、博物館の記憶も思い出深い。
人生の刻印。
その時代の文化の風景、雰囲気。
肝心の展示は、コンテポラリーアート。
ジャクソン・ポロックを連想したが、明るい桜の花びらのよう。
明るい午後の陽光を浴びるのも久しぶり。
六本木に住んでいた頃を思い出した。
過去の思い出に浸るようになったら、もう、後期高齢者だ。
来月は、まだ、67歳を迎えるだけだ。
まだ、まだと思えない所が情けない。
水割りの代わりに、アイス・ティーを飲む日常では仕方がないか。
美術館、映画館、劇場を人生の居場所として来た日々が懐かしい。
その思い出があるだけでも、幸せなのだろう。

本日職員新規PCR検査陽性者0名
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 97・97・97
血糖値 200
湖山美術館 館長 代表 湖山泰成

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【銀座湖山日記】

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