【銀座湖山日記/2月27日】巨匠のリメイク

【銀座湖山日記/2月27日】巨匠のリメイク

ミュージカル、ウエスト・サイド・ストーリーの評判が聞こえてこない。
スピルバーグ監督のリメイクなのだ。
期待していた。
でも、不安でもあった。
何故、スピルバーグが、ミュージカルのリメイクなのだ。
宇宙人が踊るのか。
未来の設定か。
オリジナルと同じ設定、カメラワークでは、スピルバーグが撮る理由がない。
ミュージカルの歌や踊りは、専門の音楽監督が担当する。
だから、より一層、スピルバーグらしさを考えて欲しかった。
リメイクは、オリジナルを超えられないのが、原則。
それでも、リメイクが作られるのは、子供の時に観た人が、監督、製作者の年になると、自らリ制作したくなるものらしい。
30年たてば、また、ヒットすると言う計算もあるだろう。
次世代には新鮮に映る。
昔、若い時に観た世代にも懐かしく観にきてくれる。
映画会社では、企画が通りやすい。
でも、スピルバーグである必要はない。
しかも、ディズニー。
有名シェフが、不二家で、お子様ランチを作るようなものだ。
アンコにハチミツとクリームをかける位、甘さが過剰。
それが、ディズニー。
手塚治虫が、宝塚版ベルサイユのばらのアニメ映画を撮るようなものだ。
ウエスト・サイド・ストーリーも、シェイクスピアのロミオとジュリエットを現代に置き換えたもの。
私にとって、子供時代に観た映画は、その時代の時代状況をリアルに思い出させる。
リアルな青春悲劇。
過去の時代のロミオとジュリエットではなかった。
その時代のリアルな悲恋物語。
今度の映画には、リアル感が感じられない。
過去のオリジナルと比べてしまって、感情移入が、かえってしずらい。
むしろ、現代に設定して欲しかった。
役者も、全く違った印象の人にして欲しかった。
似ているだけに、代役に見えてしまう。
スピルバーグは、設定に才能がある。
トラックに鮫に宇宙人。
今回は、ディズニーのウエストサイドストーリーに、巨匠の冠をのせた。
ブランド過剰。
文芸作品ではなくなった。
前売りチケットを買って、学童保育の親と児童に配ろうと思ったのだが。
ディズニーは、配信優先で、劇場前売りチケットを販売しないのだ。
勿論、家庭のお母さんの料理も良い。
でも、子供にとって、初めて親とレストランで食べる料理は格別。
劇場で観る映画の思い出は同じ。
私がそうだったから。
ディズニーの役員の方々。
前売りチケットも作って下さい。
映画チケットを子供に送りたい、映画館に行けない年寄りもいるのです。
児童施設では、ディズニープラスも契約してあります。

本日職員新規PCR検査陽性者5名
昨日は0ではなく、5名の間違いでした
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 98・99・99
生涯映画ファン 代表 湖山 泰成

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