【銀座湖山日記/2月1日】夜が明けて

【銀座湖山日記/2月1日】夜が明けて

夜が明けて明るくなるまで熟睡していたのは久しぶり。
日々、コロナ検査の報告書が山のように届く。
全て、陰性なのは嬉しい。
多数の職員の家族が濃厚接触者となっている。
保育園、幼稚園で、発生が頻発している。
児童へのワクチンは難しいのは当然だが、病院以上に、コロナ対応の保育園も必要になりそうだ。
コロナ絨毯爆撃を避けて、防空壕にこもっている状態が続く。
小中学生は、安全な地方へ、疎開したらどうだろう。
第二次世界大戦の頃、父は高校生。
学校毎、山形に疎開していた。
学徒疎開。
戦後も、かなりの期間、毎年、夏に、その町に、当時の学生達で、思い出旅行をしていた。
毎年、楽しみにしていた。
感謝の気持ちで、お土産を沢山持って行く。
同窓会でもあったわけだ。
父は、幹事だったのではないか。
私は、一高の集まりには、何時も事務局で同行していたが、この旅行だけは、ついて行った事がない。
学徒にとって、神聖なものだったように思う。
田舎の親戚のように慕って、感謝していた。
飢えた若者に、銀シャリは宝のようであったらしい。
一高の寮では、食べ物を調達する物が尊敬されて、ボスとなる。
実際、その時、仲間の食べ物の調達に長けていた者が、後も出世したそうだ。
わかるような気がする。
久しぶりに、銀シャリを炊いてみた。
納豆卵とチリメンジャコとスリゴマと刻み海苔を匙で和えて食べる。
見た目は悪くて人には見せられない。
離乳食みたいだが、美味しい。
キャンプ自炊と呼んでいる。
お椀ひとつで洗物を済ます為だ。
災害訓練ではない。
禅寺の修行僧と思って欲しい。

本日職員新規PCR検査陽性者0
御苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 95・97・97
永遠の学徒 代表 湖山泰成

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