【銀座湖山日記/1月11日】シザーハンズ

【銀座湖山日記/1月11日】シザーハンズ

こういう題名の映画をご存知だろうか。
ジョニー・ディップ主演のファンタジック・ロマンス。
手が巨大ハサミで出来た人造人間の悲しい物語。
そのハサミのような巨大な鋏が、銀座の私の机の上には置いてある。
見られた方は、皆一応に驚かれる。
その刃渡りの長さに。
職員の首をきるために使うわけではない。
実は、新聞切り抜き専用ハサミ。
まさしく、その為に作られ、その為に買った。
私は、子供の時は、新聞切り抜きが趣味だった。
シャーロック・ホームズを真似して、尋ね人欄のスケッチ・ブックを作っていた。
誰も、捜査を頼みに来なかったが。
中学では、ベトナム戦争。
高校では、公害。
自分の知恵と行動で、世の中を良くできると信じていた。
政治家の力を憧れていた。
その社会への扉が、新聞記事だった。
今は、iPadで、新聞を明け方にベットで読む事が出来る。
紙面を作る方は大変だ。
気にかかる記事を、その場で、スタッフにメールで転送する。
私の知識と、その発想の原点を共有する為に。
スクラップ帳は、今でも売っているのだろうか。
今、自分のが、一つも残っていないのは残念。
今思うと、新聞記事のスクラップは、コラージュのアートに匹敵する。
ネットで検索すれば、良い時代には、紙の新聞を読むのも、古典芸能になってしまった。
お茶や、生花の趣味並に。
正しい新聞切り抜きの仕方をお教えする。
定規を当てて、一気に新聞を切り取るのである。
その為の長い定規もある。
チャンバラの為では、ない。
デジタル情報は、記憶に残らない。
本でも、新聞でも、ラブレターでも、紙の現物がないと、思い出の長期記憶とならない。
今の世の中は、瞬時に消えて欲しい情報ばかりなのかも知れないが。

本日職員新規PCR検査陽性者1名
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 96・98・98
小学生新聞愛読者 代表 湖山 泰成

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