【銀座湖山日記/1月8日】意味不明理解不能

【銀座湖山日記/1月8日】意味不明理解不能

言語明瞭意味不明と言われた、政治家がいた。
それに近いのが、最近流行りの、SDGs。
可能持続性とか、環境に配慮とか言う意味らしい。
そう言うと、投資資金が集まったり、補助金を貰ったり、マスコミが評価するらしい。
誰か、私にも分かるように説明してくれないか。
自信満々に、この言葉を使う人に聞きたい。
あなたは、本当に判っているのか。
環境保全とか、障害者雇用とか、職員第一とか、品質大事とか、消費者優先とか、長期事業性とか、の当たり前の言葉を、外国の新語で、煙に巻いているような気がする。
日本は、明治維新以来、ヨーロッパの文明を、必死に学び吸収して来た。
学者が、日本語に翻訳してきた。
日本では、日本語の学術用語が完備している。
だから、あらゆる学問を日本語で学べる。
それは、元々、日本文化の中に受け入れられるだけの基礎があったからだ。
それに比べ、他のアジア諸国は、英語で教えている。
日本の独自文化が持続し、日本での学問が確立しているのは、全て日本語に翻訳可能になっているからだ。
ファッションは、カタカナ外来語を使う。
新しく、新鮮に感じるからだ。
未だ日本にはない、新しいトレンド、流行、ファッションと感じる。
翻訳された日本語が生まれて、その意味が日本でも受け入れられ、社会に定着した事になる。
昔、設計士が新しい建物設計のプレゼンに、アフォーダンスと言う言葉を使った。
一種の流行り。
私は、笑って、まず、そのアフォーダンスの意味を説明してください、と聞く。
そうすると、説明はそこで止まり、デザイナーを呼んでまいります、などと逃げた。
クオリアも良くわからない。
質を感じろ、とでも言うのかもしれない。
理解出来ないところに、魅力を感じさせようとする。
プレゼンターにも、理解できないのだが、未知の部分を捨てずに、未知として、原石の宝石の可能性を秘めているとでも思わせたいのだろうか。
SDGsも、古い日本語に翻訳すると、私には、倫理・道徳・福祉・環境・歴史・文化・公益・公助、などなど、思い当たる。
英語を使わず、逆に、世界に日本語の人間倫理社会道徳を広めたい。
先進的優位な文化の言葉が、他国文化に広がるのだ。
社会道徳、公益優先を、略奪資本主義の欧米に教えてもらう必要はない。
人間の根源思想は、新語にしなくても良いのではないか。
例外として、措置と、慰問と言う言葉だけは変えたいと思う。
その存在が、社会から無くならない限り、言葉は存続し、意味を保つ。
私が生きている時代限りで、措置と慰問と言う言葉も、概念も無くなって欲しいと願っている。

本日職員新規PCR検査陽性者0
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 99・98・99

銀座の御隠居 代表 湖山泰成

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