【銀座湖山日記/12月29日】羊の群れ

【銀座湖山日記/12月29日】羊の群れ

医療事業者は、医療保険の柵に守られた馬の群れ、とすれば。
介護事業者は、介護保険の柵に守られた羊の群れ。
周辺には、狼の群れが集まってくる。
コンサルタントや、ファンドや、不動産業者や、建築会社の皮を被って。
その中にも、一部、グッドシープと呼ぶべき、番犬になってくれる守り神もいる。
その友の、取引先業者を選別するのが、経営者の眼力。
人は、有能で悪徳か、善良で無能。
有能で善良な人に出会う事は、人生においても稀な事。
もしも、その出会いがあれば、その人に事業の未来を託そう。
今は、有能で悪徳であっても、敵とせず、見守って盟友とする。
それが、ビジネス。
でも、それに疲れ果てて、家族が欲しいと思うようになる。
老いた証拠だ。
家族と言う言葉の暗喩は、看取り。
自分の終活を意識し出したと言う事だろう。
湖山の進む速度が速くなっている。
社会からの風が強くなっている。
恐れる事はない。
全速前進。
帆を上げよ。
湖山は、次の海に出る。
年末正月は、皆、ゆっくり家族サービスをして欲しい。
私は、父の書棚を整理する。
子供の頃から、背表紙だけを見て来た本もある。
本は、背表紙から見る顔と、表紙から見る顔は違う。
裏表紙から見る顔は、アルバムだ。
身の一部となる本を、残された人生で、後どれだけ読めるだろうか。
例年、暮れ正月は、映画館に引きこもっていた。
今年は、実家で、両親とじっくり対話をする。
私自身の行く末の事だ。
いつも、意見の合わない親子だった。
今は、親の気持ちもわかる気がする。
それで、許してもらいたいと、願うばかりだ。
父の遺影は、笑顔しか残していない。
母の写真は、ゴルフ姿。
母は、スイングが自慢だった。

本日職員新規PCR検査陽性者0
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 96・98・97
明治神宮を想う 代表 湖山 泰成

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