【銀座湖山日記/12月12日】若人は何処に

【銀座湖山日記/12月12日】若人は何処に

週末は、実家で、両親の思い出整理。
勿論、整理など出来ない。
思い出に浸るだけだ。
66年が、過去という、一つの箪笥に入っている。
アルバムや、未整理の家族写真が、何箱もある。
高校生の時は、写真部長だったので、何箱もの学生のスナップ写真がある。
頼まれて、記念撮影をした女子学生のレンズを見つめる顔は、思い出せる。
男子学生の顔は朧げ。
勝手なものだ。
父のネクタイは、数が少ない。
白衣しか思い出せない。
母の衣装についての記憶も少ない。
子供の時の記憶は、料理ばかり。
何時も、友達の弁当を見て、美味しそうな料理をおねだりして、母を困らせていた。
母は、お腹が空いた時に、美味しく食べれば、1番身につくと何時も言っていた。
料理を熱いうちに、出来立てのうちに直ぐ食べるようにせっついた。
私は、父の体質で、猫舌だったので、何時も戸惑った。
お歳暮を何とか調理して食べているのだが、味加減を母と比べる。
コンビニ味にならされ過ぎているのだろう。
自分の味加減のお酢や胡椒が、懐かしい味だ。
手鍋で温める物ばかりで済ましている。
キャンプか、雪山登山の賄いみたいだ。
炊き立てのご飯にも、インスタント味噌汁に卵を落として、冷まして食べている。
話が飛ぶが、最近、宅急便の人が、年配の男性ばかりのような気がする。
銀座のコンビニの店員さんには、女性が増えたような気がする。
外人の店員さんは、見えなくなった。
若い、アルバイト店員は何処に行ったのだろうか。
銀座全体のお客は、少し若返った気がするが、働き手の高齢化を感じる。
寒い朝に、手にクリームを塗るようになった。
父用のクリームが沢山残っているので。
父のネクタイも使ってみようと思う。
年代物なので、すぐに気が付かれるだろう。
ネクタイは、女性で言えば、母譲りのネックレスだろうか。
杖も残してある。
私用には、少し短い。
防犯用に持ち歩こうか。
会議で指し棒にするか。
老人への身支度が、気持ちの上では始まっている。

本日職員新規PCR検査陽性者0
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 96・97・97
鍋が恋しい 代表 湖山 泰成

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