【銀座湖山日記/12月6日】会議室で、経営する人

【銀座湖山日記/12月6日】会議室で、経営する人

会社が大きくなると、役員、部長、施設長、現場主任と、何層にもなって、組織に一体感がなくなってくる。稟議書が、たらい回しになり、決済者は、現場を知らない。現場は、待たされるだけ。

法人本部で、会議、報告だけで経営できると考える事務系幹部が増えて、現場経験のある人がいない。まだ、看護師、介護福祉師出身の幹部がいれば、わかるのだが。事務系でも、施設勤務の経験をさせないと、現場の考えがわからない。現場の緊迫感がわからない。

会議と書類だけで、施設運営ができると思ってしまう傲慢な幹部は、現実的な施設での問題に、正しい対処ができない。現場に差し戻して、幹部が責任逃れをする。本部で、報告を受けて、指示命令だけで、仕事をした気になってしまう。医療介護の現場スタッフは、現場で汗をかいた事のない上司を尊敬しない。当たり前だと思う。本部事務員も、病院、施設内に置くべきだ。本部スタッフも、施設現場から選ばれるべきだ。また、多数の法人、施設での職務経験がないと、知見が狭い。法人を超えた研修、人事異動。施設を転勤する職務経験。幹部が、自分だけに都合の良い、自分チームを作ると、組織が腐る。でも、その事を自分では気が付かない。客観的な人事評価が出来なくなっているからだ。組織全体の若返りを進め、風通しを良くする。若い時には、気が付かなかった。老人になって、見えて来る事もある。上から、支配する経営組織は、医療介護に向かない。現場一体感の運営のできる経営組織。悩める幹部は、現場は行け。今まで、見えなかった風景が見えるぞ。今まで、聞こえなかった部下の悲鳴が聞こえるぞ。そうすれば、私の心の声も聞こえて来る筈だ。自己保身、自己満足になるな。その分、現場スタッフの気持ちから遠くなっている。遠くから、現場故郷を思う私の気持ちになってくれ。
本日職員新規PCR検査陽性者0ご苦労様です。感謝致します。
今朝のパルスオキシメータ 97・97・98悩める魂 代表 湖山泰成

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