【銀座湖山日記/11月5日】継ぐ者は誰か

【銀座湖山日記/11月5日】継ぐ者は誰か

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夕暮れの銀座には、タクシーの群れが戻り出した。
人出も、昔のよう。
久しぶりに、銀座らしいレストランで病院会の先生方と会食した。
最近の民間病院の経営の苦しさの話を聞く。
大病院でも、売却の噂を聞くと、後継者の問題だと思った。
創業者が、人生を賭けて、大病院を作り上げても、医者の子供が継いでくれないのだ。
大病院だけなら良いのだが、老健、特養なども併設している。
大学病院で働いてきた子息は、介護施設の経営などわからない。
介護の労務問題や、利用者家族のクレームなど、対処したくない。
医師、看護師などの専門家集団に囲まれてきた世界から、外に出られない。
そして、莫大な借金を背負う。
何時かは、建て替えなければならない。
サラリーマンを長く続けると、創業は難しい。
特に、恵まれた待遇の勤務医師であると。
更に、家族が反対する。
すると、経営や、建て替えをコンサルタントに、頼る。
医師は、専門家を尊重する。
弁護士や、会計士や、設計士、そして、コンサルタント。
証券会社や不動産会社を信用し過ぎて、痛い目に遭うのも、医者が多い。
営業マンには、鴨なのだ。
病院どころか、社会福祉法人特養ホームの開設のコンサルタントの話が出た。
裏で、ゼネコンや設備業者からリベートを取って成り立っている、コンサルタントにご注意。
病院や介護施設の建物を流動化して、一瞬、借金を減らしても、その後、高い家賃で更に経営は困窮する。
大抵は、倒産に追いやられる。
その前に、経営を手放す事になる。
当のコンサルタントに乗っ取られる。
破産しても、医師免許剥奪はされないので、また、勤務医師として働けるので、弁護士や会計士よりは、遥かに恵まれているのだが。
病院コンサルのその手の輩が、最近は特養ホーム迄手を拡げている。
医療・福祉業界は、善意善良の羊の群れ。
ゆめゆめ、狼を侮りなさらぬように。
嫌な時代が来そうです。

本日職員新規PCR検査陽性者0
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 99・97・97
羊の眼  代表 湖山泰成

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【銀座湖山日記】

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