【銀座湖山日記/10月10日】 経営を語る

【銀座湖山日記/10月10日】 経営を語る

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昨日は、病院会メンバーの経営フォーラム研究会。
テーマが、医療介護の安定と地域経済活性化。
どちらも、私の人生の経営テーマ。
喜んで、その講師を承った。
新しい今年の湖山Gパンフを使って、オンラインで。
九州のメンバーが多いのだが、講師の私は、東京での開催。
日本橋の貸し会議室の利用だが、その設備の立派な事。
国際会議もできるのではないか。
映像も綺麗で疲れない。
メンバーの反応、表情もよくわかるので、話しやすかった。
与えられえたお題は、湖山Gの歩みとこれからの経営。
銀座の救急病院の再生から話し出したら、過去の思い出、苦労、職員の顔がまざまざと甦り、自分自身で泣きそうになった。
過去の恨みつらみを、しっかりと思い出した。
過去の記憶が私の心を津波のように、一気に襲った。
両親の顔を思い出した。
普段は、心の奥底にしまい込んで、忘れようとしていた人生だ。
その事に囚われず、淡々と明るく未来に向かっていきたいのだが、実際は、自分を偽ってきたのだろう。
創業時の苦難もあったが、底を打って浮上できたのも職員の総力のおかげだった。
炭鉱のカナリアと自称した銀座から、地方、全国へ。
救急医療から、介護へ。
自らの意思で展開したわけだはない。
偶然の人との出会いがきっかけ。
でも、その出会いの偶然を経営の機会としてきた。
人生の偶然を経営の必然として来た。
すれ違う幸運の女神の後髪を、しっかりと掴んで離さなかった。
後ろ盾の父を失った今は、職員が、私の父の代わり。
今や、銀座事務所は、私専用のデイサービス。
幹部の出世の行き着くところは、湖山理事長付きたる湖山代表補佐。
でも、宮中への栄転は誰も望まない。
湖山Gは、近代国家にあらず、徳川幕藩体制。
皆、地域の大名。
尾張藩も紀州藩も水戸藩もあってまとまらない。
私の後の後継者についての質問もあった。
参加者の多くは、偉大な創業者の御子息。
皆、苦労している。
偉大な創業者を乗り越える事はありえない。
誰がやっても同様にはなりえない。
未来への成長の過程でしか、自分の政権は作れない。
これから来るであろう、医療介護のドミノ倒産時代をどう乗り切るかで決まる。
その日までの準備は、お金よりも、人、スタッフ。
最後は、倫理道徳感のある信頼できる幹部。
スタッフは愛情と責任感。
信頼する幹部は、義理と人情と浪花節。
そんな、私の人生の浪花節を歌って、何時ものように時間を忘れて、強制終了となった。
久しぶりに、悪徳で優秀ではなく、善良で知性のある人達との会話に酔いしれた。
懐かしい日本橋での会食も楽しかった。
コロナ以来、久しぶりの医療経営者の1日となった。
経営を語るはずが、自分の人生を語っていた。
所詮、浪花節だよ、人生は。

本日職員新規PCR検査陽性者0
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 95・97・97
バック・トゥー・ザ・フューチャー 湖山泰成

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【銀座湖山日記】

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