【銀座湖山日記/10月3日】何故子が必要なのか

【銀座湖山日記/10月3日】何故子が必要なのか

2783944_s
今は、実感を持って答えられる。
親の喪失感に耐えられないからである。
子供の時だって、祖父祖母を亡くし、やがては親も死んでいなくなる事は理解していた。
人類も生き物で、釈迦に説法を受けなくても、そんなものと理解していた。
でも、長生きしてくれていた両親が亡くなり、本当に1人になると、違う。
社会生活の中で、法人の中で、何時も大勢の知人職員に囲まれていても、その寂寥感は違う。
お寺や神社周りは好きだし。
教会に毎週通っていた時期もある。
私の修士論文は、医療福祉の経営における倫理哲学。
専攻教授は、キリスト教比較宗教哲学だった。
キリスト教に帰依したかったのだ。
でも、キリスト教を勉強すればするほど、その戦争の歴史に馴染めず、仏教に関心を持つようになった。
施設の起工式は全て神社だし。
最後は、日本は、湖山は、よろずの神様だなあと感じ入るようになった。
父が晩年、入院生活となってから、院内保育所にリハビリを兼ねて日参するようになった気持ちは、今は良くわかる。
日々、歳と共に可愛いさに心震える思いが愛おしくなるのだ。
心逞しい、将軍リーダーでいるのが、耐えられなくなる時があるのだ。
鬼のような経営者や、政治家が、極端に身内に甘くなるのも責められない。
人間の性とも言える。
だから、私は自分の弱さ、寂しさに流されないように、身内を湖山G内には入れない事にしてきた。
職員の家族も、親とは別の法人、施設勤務が原則。
過去、幹部男性が、自分の娘をかってに秘書がわりの事務員として採用していた事があった。
その幹部職員はやがて、背任行為が発覚し、退職した。
法人、人事の私物化である。
どの世界でもある事だけに、湖山Gの第一原則として、厳格に遵守している。
可愛い子は旅をさせろ。
味方は優しく突き放せ。敵はしっかりと抱きしめろ。
これは、マフィアの小説にあった台詞だと思う。
私のオリジナルかもしれないが、どちらにしろ、マフィアのセリフ。
1人旅、他人の釜の飯を食わせるのが、親心。
考えてみれば、大家族で子育てを親の手助けをもらう。
やがて、親の介護看取りを子に手伝ってもらう。
社会の理想だ。
大家族の時代は終わり、単身生活者ばかりとなっても、この共同労働は理想。
緩やかな社会ネットワークとして欲しい。
湖山Gの家族主義経営は、それを目指している。
親を入れる病院。自分が入る介護ホーム。
我が子を入れる保育所。
そして、自分の仕事を引き継いでもらうようにして就職。
子と孫の為の家族寮建設の為に、更に頑張ろう。
今日は、医師栄養師の学会。
オンライン学会だが、参加者発表者は銀座に集合する。
ランチョンセミナーの予定だったので、その分、銀座事務所集合となった。
湖山Gの13000人の職員の1割は、栄養師・管理栄養師・調理師。
子にも、親にも、美味しい身になる食事を自らの手で提供。
できるとしたら、それは素晴らしい事だ。
医療の社会への浸透と拡散が、私の学会でのテーマ。
更に、家族の愛情の発露が加われば、人生の学会となる。
zoomでもYouTubeでも、可能。
是非、ご覧あれ。

本日職員新規PCR検査陽性者0
ご苦労様です。感謝致します。

ーーーーーーー

【銀座湖山日記】

http://koyama-cn.com/

e8afa6e7bb86e58685e5aeb92-e697a5e69cachpe794a8

● https://www.facebook.com/koyama7412