【銀座湖山日記/9月28日】若手医師

【銀座湖山日記/9月28日】若手医師

22302597_s
最近、救急病院の若手医師と懇談する機会が多い。
コロナで東京の医療環境が激変しているのだ。
それは、労働環境そのものでもある。
コロナ患者のせいで、診療所、民間中小病院、総合病院、大学病院という、ラダーが機能しなくなっている。
コロナ以前から、東京の救急車両は、老人搬送で手一杯状態だった。
更に、コロナで熱発老人患者が一気に溢れた。
日本の医療施設体制は、余裕がなさすぎてコロナシフトが取れなかった。
医療は、病院が行っているのではない。
人間、医師の専権事項の診療行為。
空きベット率がまだ高いと言う政治家もいるが、医療は、コンクリートの建物と、金属のベットがあれば、誰でもできるわけではない。
消防車があっても、訓練された優秀な消防士がいなければ役に立たない。
医師であっても、誰でもコロナを診察できるわけではない。
専門医ばかりにしておいて、今更、野戦病院に変われと言われても、無理だ。
ジェットパイロットに突然、潜水艦を運航しろと命令するようなものだ。
若手医師の人生にも未来がある。
命がある。健康がある。家族がいる。
同じ生活者としての不安がある。
今まで、父の関係の大学教授のような偉い先生とばかりだったので、目の鱗が落ちるような思いだった。
いつの間にか、自分が、親の世代になっている。
病院会でも、ロータリーでも、銀座でも、若手青年部とばかり思っていた自分は、もう、十分OBの世代。
御隠居世代。
病院会では、いまだ後期青年部と、自称しているのだが。
今日は、特養の顧問医師となって、近隣で診療所を開設する若手救急医療担当医師と、地域医療について話し合う。
更に、障害者雇用の実践について、NPO代表とも打ち合わせをする。
施設の事務所で短時間雇用を始める。
湖山の施設が、社会への窓口となる。
その場には、焼き芋店を開業して、街づくりイベントを主催している代表も来てくれる。
勿論、焼き芋を持参して。
皆、若い。
どこへ行っても、若い泰成君は、何時の間にか、白髪の老人になってしまった。
浦島太郎か。
竜宮城へ行った覚えはない。
どなたか、小生を、湖山竜宮城へ連れて行っては、来れまいか。

本日職員新規PCR検査陽性者0
今朝のパルスオキシメータ 98・97・98
浦島太郎 変じて 湖山泰成

ーーーーーーー

【銀座湖山日記】

http://koyama-cn.com/

e8afa6e7bb86e58685e5aeb92-e697a5e69cachpe794a8

● https://www.facebook.com/koyama7412