社会は妙な静けさと豊かさに満ちている。
サービス産業は、停滞し、人はあまりお金を使わない。
なのに、倒産は減り、自主廃業。
赤字の会社も病院も、無限に近い借り入れで、日々の資金は回っている。
職は減っているのに、困窮者の怒りは聞かれない。
どうやって暮らしているのだろう。
蓄えがあるのか、親が面倒を見ているのか。
土地の暴落もないし、株は最高値。
経済活動が活発でないのに、危機感、困窮が見えない。
この静かな豊かさは、経験がある。
30年前の不動産バブル崩壊の直前。
おかしいではないか。
それまでは、必死に働き、新規事業に投資し、事業拡大の為に借金をした。
個人は、家族の為に車をグレードアップし、ローンで家を買い替えた。
全ての国民は必死に働いた。
未来を夢見て。
鴨の水掻き。
今は、水掻きをせずとも、池に浮かんで、静かな波に流されている。
貯金のある高齢者中心の経済社会になったからだろうか。
過去の日本経済の蓄えで年金生活国家経済になったのだろうか。
鯉の滝登りの逆は、やがて、下流の滝に流されて行く。
今こそ、必死に水掻きをするべき時だ。
激動を乗り越えてこそ、豊かな平和は訪れる。
安楽も、棚ぼたも、私の人生にはなかったし、これからもあり得るはずがない。
私の人生の幸運は、両親を失った時に、全て使い果たした。
自ら、発電しながら前に進む。
それが、生き続けると言う事。
それが、私の人生。湖山ライフ。
本日職員新規PCR検査陽性者0
ご苦労様です。感謝致します。
今朝のパルスオキシメータ 99・98・99
鴨の水掻き 湖山 泰成
ーーーーーーー