見えない星を探す。
香りを聴く。
音を観る。
記憶のない過去への不安。
未だ来らぬ未来への郷愁。
10代の泰成君はSFを読んで、考えられない事を想像する事に耽溺していた。
爆発する知的好奇心に、自己をコントロールできずにいた。
自分は、誰かの夢の中の架空の存在ではないかと、思っていた。
縁側に座り、真夏の日差しを浴びている自分は、実体か。
夢の中の存在に過ぎ
ないのではないかと疑っていた。
深夜布団の中にいる自分以外は、この宇宙に存在する意識は存在していない。
隣の部屋に寝ている両親は、自分の夢の中の想像に過ぎない。
妄想と自意識の飛躍に、成長期の泰成君は悩み苦しんでいた。
66歳迄の人生は、12歳の子供の夢に過ぎない。
明日になれば、12歳の泰成君として目覚める。
そう願うのは、意識の退行現象なのか、現実からの逃避なのか。
今は、立派な経営者を、演じていない事を演じている。
それとも、本物の経営者なのか。
何故か、自分を自分で問い詰める。
昨日の会議で、幹部を厳しく問い詰めた天罰か、良心の呵責か。
コロナが、本当に社会を破壊して行くのは、これからだ。
戦士は夢を観ない。
死ぬまで戦うだけだ。
本日職員新規PCR検査陽性者0
ご苦労様です。感謝致します。
今朝のパルスオキシメータ 98・98・99
永遠の戦士 湖山 泰成
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