【銀座湖山日記/8月16日】地域の絆

【銀座湖山日記/8月16日】地域の絆

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昨日は、ある特養ホームの町内会で10月に開催する防災訓練の説明会だった。
大きな公民館ホールで、行政、消防署からも出席で、50名位。
男女皆様私より年配で、年頃が同じように見えた。
戦後、この街が発展した頃の最初の方達ではないかと勝手に推察した。
間違っていたら御免なさい。
私は開催施設特養ホームの理事長として、挨拶した。
当地のホームは、建物を見て解るように、要塞のようで、絶対安全です。
行政が大型の備蓄庫も併設してあります。
将来は特養ホームとして、ご利用になる事もあるでしょう。
このホームには、24時間看護師在中のショートステイもあります。
当法人では、近くに訪問看護・ショートステイのある小規模多機能もあります。
特別養護老人ホームは、社会福祉法人の介護と生活の福祉施設です。
確かに医療法人の病院・診療所ではありません。
でも、高齢化が進み、入所者は、殆ど成人病か既往症があります。
認知症の方も増えつつあります。
過去は、病気治療は、協力病院で診て頂きました。
いざとなったら、救急車で救急病院に搬送していただきました。
当施設は只の福祉介護施設です。
でも、コロナのせいで、熱発高齢者は、一般病院でも入院が難しくなりました。
救急車もなかなか来てくれません。
到着しても、入院病院が何時間も見つからないのが、今の東京です。
人間が生きて行く為には、介護も医療も、そして人間らしい生活も必要です。
コロナは医療です。
介護ではありません。
必要な医療は当法人としても、可能な限り確保します。
湖山医療福祉グループは、もともと銀座の救急病院から始まりました。
この度、ご縁があり、救急病院で、救急医療を担ってきた若い先生に、当社会福祉法人の顧問医師に就任していただく事になりました。
パンフに先生の履歴も入れてあります。
秋には、病院の同僚と共に当地で、在宅診療所を開設する予定です。
当法人の特養ホーム、24時間看護師ショートステイ、訪問看護、小規模多機能。
そして、顧問医師も着任し、救急病院と在宅診療所に連携します。
医療と介護の地域連携のモデルを目指し、当地で実現します。
そして、更なる提案は、コヤマ・エマージェンシー・レスキュー・チーム所属のコロナ対応戦略特殊車両KERT。カートです。
コロナ検査の為の機器、抗原検査キット、防護服、飲料、食料を搭載します。
私は、広域福祉災害支援ネットワーク・サンダーバードを設立した創設者の副代表です。
東日本大震災で、東北の湖山Gの介護施設が多数被災しました。
私自身、3月13日には、ヘリコプターで、気仙沼の施設まで飛んで行きました。
現地では、寒く、雪も降り、地震津波を逃れて生き延びても、その雪の為に命を落とした高齢者が多数いらしたのです。
介護施設のご利用者は、己1人では生きていけません。
停電・断水の中では、生存できません。
先日の熱海の水害でも、当日中に、湖山グループの多数の施設から、救援車両が到着しました。
翌日には、業者さんの協力も得て、800食の食材が搬入されました。
あらゆる手立て、協力が必要です。
カート1号は、9月から、当地特養ホームに配属します。
現在、2トントラックを改造中です。
太陽電池を張り巡らした、発電車両カート2号も検討中です。
暖かい食料供給のキッチンカーも必要です。
当施設は、介護と防災の双方の機能を持つ医療型特別養護老人ホームです。
でも、ここで働く、私達職員は、皆さんと同様のこの街の仲間です。
私達が一方的に皆様にサービスを提供するのではありません。
ここで、共に助け合い、励まし合って、災害、コロナに立ち向かうのです。
対等な地域住民であって、初めて地域共生となるのです
防災訓練には、是非施設においでください。
考えてみてください。
もしも、明日、地震災害が起きたら、直ぐに施設に行けますか。
行った事も、知っている人もいない施設に家族と避難できますか。
ここにいる施設長の顔を覚えてください。
何時も、施設におります。
何の遠慮もなく、使用できるように、施設スタッフと馴染みになってください。
皆さんが、介護利用者で施設にいらっしゃるのは、だいぶ先です。
私達も、皆さんと一緒に当地で生きているのです。
生活をしているのです。
一緒に、老いて暮らしているのです。
共に生きる、この街の仲間です。
10月30日の防災訓練に、是非ともご家族でいらしてください。
私もお待ちしております。

本日職員新規PCR検査陽性者0
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 98・98・99
サンダーバード 副代表 湖山泰成

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