【銀座湖山日記/8月10日】坂の下の我が家

【銀座湖山日記/8月10日】坂の下の我が家

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1964年東京オリンピック。
この年号だけは流石に覚えている。
泰成君は9歳。
当時に泰成君の未来は、坂の上の雲のように、高みにあり、なんでも努力すれば可能に思えた。
エジソンにも、野口英夫でも、湯川秀樹でも。
発明家やノーベル賞を取るような学者が憧れだった。
今の子供の憧れは、イーロン・マスクか、オリンピックメダリストかな。
当時、時代は既に、英国は老大国と言われた。
次代は、昇る東の太陽、日本。
社会は熱気にあふれ、全ての世代に元気があった。
愛情溢れた家族のスクラムがあった。
何をやっても、成長と未来があった。
英国の覇権がアメリカに変わっていく時代そのもの。
でも、成熟した英国文化は、今だに世界の憧れ。
成熟すれば、やがて老いていく。
知性と文化は長い豊かな時代があって、育まれる。
国力、経済力が下り坂になった時代に、文化は成熟する。
成金趣味は終わる。
今度のオリンピックで、日本は、もう、これ以上高い山を目指さずとも良いと悟ったのではないか。
坂の上の雲を目指さずとも、下山の山の楽しみを知ることができる。
坂の下の、街には、我が家の灯りが見える。
足元を見て、しっかりとした歩きで、我が家に帰ろう。
家族のいる湖山の我が家には、無限の空に負けない、無限の愛がある。
今は急いで、コロナ豪雨に備えて、家族を守ろう。

本日新規職員PCR検査陽性者0
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 96・97・98
66歳のオリンピック 湖山泰成

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【銀座湖山日記】

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