【銀座湖山日記/7月15日】 30秒ボランティア

【銀座湖山日記/7月15日】 30秒ボランティア

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20年位前だと思う。
富士の病院の近く迄のバス路線を、バス会社に依頼して病院迄来て貰うことにした。
一駅分の乗車賃を払う事で、路線を伸ばしてもらった。
病院に通う患者は、皆お年寄り。
杖と鞄を持って、バスを降りるお年寄りを見ると、皆不安そう。
まだ、バスはローステップバスではなかった。
かなり、ステップは高い。
乗るのにも、力がいる。
学生も多い。
乗り降りの際、手を貸してあげれば良いのに。
路上に立って、肩を貸してあげれば良いのだ。
肩を借りて乗り降りをすれば、自然に顔と顔が合う。
ありがとう。
どう致しまして。
通学も通院もお見舞いも、地域の同じ人。
笑顔と笑顔で、学生とお年寄りが自然に仲良くなる。
私はそれを、30秒ボランテティアと名付けた。
30秒で人助けができる。それだけで。
自分でポスターを作り、駅やバス内に貼ってもらった。
やがて、エレベーターのボタンを探している、目の悪いお年寄りがいたら、代わりに昇降ボタンを押して上げる事も必要だと気がついた。
これは、30秒かからない。
一瞬のボランティアと名付けた。
一瞬のボランティアは、やがて、公共テレビCMで流れるようになった。
赤い羽根募金か、日赤だったと思う。
社会を良くして行くのには時間がかかる。
あわてず、あせらず、あきらめず。
母の顔を思い出した。

本日職員新規PCR 検査陽性者0
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 99・99・99
湖山G代表 湖山 泰成

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【銀座湖山日記】

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