【銀座湖山日記/7月2日】医療福祉はサービスか?

【銀座湖山日記/7月2日】医療福祉はサービスか?

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お客様は神様です。
神のいる世界は、必ず悪魔もいる。
モンスターファミリーから、職員を守る戦いが経営者の使命だ。
サービス業は、料金以上のサービスや無料サービスを提供する時があり、それがお客をより喜ばす。
お客のオーダー以上のサービスを無料で提供する。
ホテルの部屋に入ると、注文もしないのに、シャンペンやフルーツが、置いてある。
支配人の歓迎の手紙と、花も。
勿論、無料サービス。
レストランでも、サービスのワイン一杯。
新メニューのデザート。
デパートでは、美術展は無料。お土産付きで。
でも、サービスで赤字倒産はない。
トータルでは、より売り上げを上げて、利益も上がる。
職員のボーナスも上がる。
私の知っている、大手鳥料理店は、お客の注文の売り上げの1割を追加サービスで、店員が自由に提供できる。
貴方だけに、小鉢をサービスします、といった風なのだが。
お土産に、当店特別仕込みの味噌というのを貰った事もあったかな。
仕組みがわかっていても、嬉しかったし、何よりも、店員さんが楽しそうだった。
どんなサービスも一律価格、一律サービスよりも、お店の個性、店員の自主的個別サービスがある方が、成功していると思う。
完璧一律で成功したのは、昔の居酒屋と立ち食い蕎麦とハンバーガー店とコンビニ位かなあ。
私達の医療・介護・保育・生活の仕事はサービスだろうか。
コロナ対応で、救急病院、高機能病院の医師・看護師は、家にも帰れず、感染の危険の中、命をかけて治療に当たっている。
なのに大学病院では、赤字になったので、看護師の賞与カットが平気で行われる。
でも、政治も行政もマスコミも国民も、平気で声を上げない。
サービスは民間のビジネス、収益事業の世界での概念。
国家、行政の仕事も行政サービスと言っているが、そう言っているのは、行政当事者だけでだ。
税金で料金を払っている国民はお得なサービスと思っていない。
老人ホームのお客は、高い料金を払って利用するホテルのように期待しているかもしれないが。
医療福祉で働く人は、果たして所得で報われているだろうか。
金儲けでしているのだろうか。続けられるのだろうか。
少なくとも、湖山の現場の職員は違う。
高い志、使命感、そして、責任感と愛情。
母親が赤ん坊のお世話をするのと同じだ。
弱者の命を守るのは、人間の本能だ。
母性と同様の自然な慈愛、持って生まれた人間性だ。
湖山は、職員が自主的にする医療介護保育は、人間としての責任感と愛情以外の何者でもない。
給料以上の重責を担っているのは、お金の為だけではなく、上司の命令でもない。
経営方針でもない。
何故ならば、経営者も、職員に対する愛情と責任感で、職員を支えているだけだからだ。
経営者も、施設職員も、患者・利用者と共に生活し生きているだけだ。
家族と同様だ。
家族の方に、年老いた親を、まるで、古くなった車を整備工場に送るみたいな考え方の人がいる。
ひどい、理解できない、許せない。
申し訳ないが、そんな家族では、私達も責任を持って受け入れられない。
人間的な生活の環境で、老人の命を守るのには、家族の協力がいる。
少なくとも、尊敬と感謝なくては、私達が続けられない。
心が折れてしまう。
家族愛だけでなく、社会愛の必要な時代だと思う。
学者は、それを共助と言っているが。

本日湖山職員新規PCR陽性者0
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 96・97・97
家族の一員 湖山泰成

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【銀座湖山日記】

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