【銀座湖山日記/5月7日】稟議のハンカチ落とし

【銀座湖山日記/5月7日】稟議のハンカチ落とし

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連休中は、1日中寝ても覚めても、メールチェック。
日報、事故報告書、稟議書、決済書を1日中読んでいる。
疑問があると、その施設に直接電話をして、施設長、事務長に聞いてみる。
連休であろうが、年始年末であろうが、医療福祉は生きている限り、休みはない。
救急病院の常任理事事務長の時から、そう任じている。
不祥事は、週末、休暇中に起きる。
別に事件が休みに集中しているわけではなく、一年中、曜日に関係なく、起きているだけなのだが。
この連休の稟議書読み込みで感じたのは、管理職の稟議のたらい回し。
起案は主任、そして施設長、部長、法人役員、銀座事務所などと、次第に書類がメールで銀座に集まってくる。
私が1番暇なので、1番早くから熟読する。
どうもおかしい。
本当に問題を掴み、呻吟し、考え、悩み、決断し、責任を覚悟し、実行をする。
稟議書とは、命をかけて、単独実行する戦士の決意書だと思う。
私は、命をかけた遺言だと思っている。
その覚悟をよしとして、全責任を被って代表は決裁をするのだ。
でも、最近は、問題責任をたらい回しにして、己が責任を被らずにしているのではないかと邪推せざる負えない書類がある。
本当の責任者が不在なのだ。
実行責任を下か上に回して、自分の手に問題と責任が残らないように手離れが早い。
他人に言わせる。他人に実行してもらう。
誰が、本当の実行責任者なのか、不明。
最近の日本の世相そっくり。
子供の時、ハンカチ落としと言う遊びがあった。
自分の後ろにハンカチが落とされていたら、急いで、他の人の後ろに運んで落とす。
つまり、タライ回し。責任の押し付け。
責任のババ抜き。
現場を知らない、現場の苦労を知らない、偉い事務管理者が書類をネットで回して終わり。
その間に、施設は炎上。
職員は泣いてやめていく。
そう言う心ない幹部職員の、自分だけを守る防火壁は鉄壁。
湖山日記が、心ある職員の、心の扉を開ける鍵になってくれれば嬉しい。
私の心の扉に鍵はない。
本日新規職員PCR検査陽性0
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 98 風呂に入ってました。

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【銀座湖山日記】

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