【銀座湖山日記/5月5日】 かって子供であった人へ

【銀座湖山日記/5月5日】 かって子供であった人へ

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子供の日。
誰の為の、何の為の記念日なのだろう。
当事者の子供は、一日学校が休みで遊んで良い休日と捉えるだろう。
大人は、子供と遊んであげなければならない、しんどい日でもある。
子供にとっては、毎日が子供の日。
子供の日とは、大人が子供の頃の日を懐古する日だと思う。
自分も、かっては無垢で可愛い子供であった事を思い出す日だと思う。
あの頃は、何が楽しかったのだろう。
何が美味しかったのだろう。
親に何を訴えていたのだろう。
将来、自分の人生に何を夢見ていたのだろう。
小学校のクラスメートから、電話がかかってきても、大抵は親の介護の相談。
でも、電話の先の彼の姿は、ランドセルを背負って、駆け回っていた頃の風情だ。
男子は変わらない、進歩しない。
女子は、違う。
熟女となっても、艶やかで、魅力的で、活発。
私の世代は、子供の頃から、女性の方が強かったように思うが、年を経て、ますますその差は開いている。
神様は何を考えて男女の差を作ったのだろう。
映画館に行くと、寂しい老人男性ばかり。
美術館い行くと、元気な年齢を超越した女性ばかり。
弱者救済と言う言葉を思い出した。
アンチエイジングという、戦闘モードの言葉は私に似合わない。
年相応と言う大正ロマンみたいな言葉が身に馴染む。
努力しなくとも、自然に子供時代の思い出に心が飛ぶのは、もう老人である事の証。
ボケは神様の贈り物。
退行現象も悪くないなあ、と思い出した。
周辺のケアする人はそう思わないかもしれないが。
突然、映画野生のエルザの物語を思い出した。
私が人生最初に感動した物語、映画。
そのストーリーを語るのが、子供の頃から好きだった。
湖山には、母子施設が2つある。
その子達は、どのような物語を夢に育むのだろう。
お母さんに語ってもらうのだろう。
その子達の、今日一日が幸せでありますように。
後で、施設長に電話してみようと思う。

本日新規職員PCR検査陽性0
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 98 深呼吸を3回しました。

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【銀座湖山日記】

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