【銀座湖山日記/4月7日】偶然と必然

【銀座湖山日記/4月7日】偶然と必然

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父聖道理事長は、小学生の頃は神童と言われた。
校長の推薦で、第一高等学校に進んだ。
世に言う、一高。
戦争中で、食べ物がなく、成長期に飢えで苦しみ、勉強どころではなかった。
その当時、食べ物の調達がうまく、人の面倒見の良い学生が、その後、皆、出世したそうだ。
東大の理乙に入学、医学部に進み医者となった。
医学部でなかったら、後1年年長だったら、特攻隊に入れられていたかもしれない。
進路も、生死も、偶然。
でも、聖道と言う名前では、牧師か医者になるしかなかったと思う。
英語を習う為に教会に通った。
洗礼を受けそうになったが、水風呂に浸かれと言われ、ためらい、それっきりになったとか。
教会のビスケットとコーヒーに惹かれて通ったのであって、信心ではなかったらしい。
私は、泰成と名付けられた。
実業家として、成功、泰成、タイセイするしかない。
人生は、偶然。
大事な人生の選択こそ、偶然に委ねられる事が多い。
親は選べない。学校も会社も、結婚も、子供も。
人生は、神のサイコロ。天の配剤。
私に言わせれば、偶然の運命。
矛盾した言葉だが、私はそう思うしかない事が多かった。
湖山は、病院施設中心。
居宅、訪問、在宅は少ない。
たまたま、銀座の救急病院から、始まったからだ。
東京で成長しなかったのも、銀座では、土地がなく、建て替えもできなかったからだ。
地方に行ったのも、大企業のリゾート開発地に分院を建てて欲しいと誘致されたからだ。
すぐにリゾートバブル崩壊となり、同時に介護保険が誕生した。
それで、自然に、介護施設で地方創生の担い手となった。
全て、国の政策の流れ、神のお導き。
特養ホームと、小規模多機能の施設数が、湖山は、日本一になった。
在宅に向かわなかったのは、雨の中、在宅に向かわせるより、アメニティの高い施設の中で、仕事をする方が、職員の為と考えたから。
ただ、それだけ。
経営者には、借金が増えるが、スタッフの安全と、良い環境が優先。
在宅の経営者に、借金が増える施設など、何故作るのか。
在宅は、無借金で、儲かるのにと、言われた。
人間の価値観が違いすぎて、返す言葉がなかった。
毎年、着実に借金が増えている。施設の数だけ。
でも、素敵な建物、施設も魅力のうちだと思う。
ホテル、レストランと同じ。
都会は、デイサービスの半分が、閉鎖された。
今度は、コロナで、訪問介護も廃業、倒産が増えている。
湖山の施設は、小規模事業者の訪問介護と連携し、支えるのも次の使命かもしれない。
これは、偶然か、必然か。

本日新規職員PCR検査陽性0
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 97
湖山G代表 湖山泰成

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【銀座湖山日記】

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