【銀座湖山日記/4月5日】湖山はNPOソーシャルファンド

【銀座湖山日記/4月5日】湖山はNPOソーシャルファンド

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銀座のビルが多数、不動産ファンドに買われている。
オリンピックに合わせたホテルばかりではない、電通やリクルートの本社までも、ファンド貸ビルとなった。
電通やリクルートが引っ越しをしたわけではない。
自社ビルから、貸ビルテナントになっただけだ。
工場ばかりか、本社も所有せず、不動産を流動化し、資本を回収する。
資本を寝かさず、新規事業や、新規店舗に再投資をする。
経営教科書の通りだ。
でも、売却の日から、高い家賃を払う事になる。
その年は多大な売却益が出るが、翌年から、高い賃料を払い続ける。
先で、自分の首を絞める。
リースも同様の原理、金融手段の一つ。
コロナで、多大な赤字を償却する為の手段で、やむ負えない。
赤字でも、株主への配当を優先しなければならないからだ。
利益率の高い商売に向く。
上場して、マーケットから資本を集め、急速に事業拡大するのに相応しい。
でも、医療福祉事業としては、どうか。
湖山はその逆を行っている。
湖山の株主の私への配当は、湖山の事業で得られる幸せだ。
皆との喜びの人生で充分だ。
社会福祉法人は、補助金を貰い、長期固定金利の公的融資を受けて、自己所有の施設を立てている。
莫大な補助金、莫大な資産、莫大な公的融資。
医療法人も、同様の公的融資を受けて、自己所有。
返済に30年はかかる。
つまり、永続事業。
湖山はもともとSDGs。
しかも、医療科学の進歩に遅れぬように、建物設備を刷新していかねばならない。
工場も、ホテルも同様かもしれないが。
湖山は、ただの施設にあらず。
医療福祉の未来を開拓する、研究所であり、時代の人を教育する教育機関でもある。
事業の借金は全て、私が個人保証する。
経営責任を明確にする為だ。
私の机が、経営責任の終点。私の後ろに逃げ場はない。
湖山は、38年かけて、株式会社を、社会福祉法人を、医療法人を、多数を設立した。
個人事業から始まり、やがては、社会保障事業の、公益法人に育てる。
永続性と、公益性の為に。
私は、病院や老人ホームを建てているのではない。
育てているのは、法人ではなく、人。
人を育てる法人を、私は、育てる。
自分の栄達を優先する幹部は、悪徳教師とも言える。
不良生徒は許しても、無責任教師は許さない。
昨日は、久しぶりに、首都圏の病院、特養ホーム、保育園、母子支援施設を視察に回った。
現場は、暖かい、明るい。
昨年開設の特養ホームは、竣工式の時より、輝いて見えた。
スタッフが輝いでいるからだ。
入居者の微笑みがあるからだ。
新卒の研修会場に、突然乱入して、挨拶をした。
皆、体格が良い。
顔つきがしっかりしている。
目を逸らさない。
私の新人の頃は、人生進路に悩み、フラフラしていた。
腰が落ち着いていなかった。
図書館に閉じこもり、神田の古本屋街を、放浪していた。
明らかに、今の新人の方が、しっかりしている。
コロナ蟄居のせいで、スタッフと会えると言うだけで嬉しい。
私は、社会的動物だ。
母子施設訪問は1年ぶりではないか。
お菓子を山のように持って行った。
小学生の姉妹が迎えに出てくれた。
2人では、持ちきれなかっただろう。
玄関ロビーには、昨年末に寄贈した、レゴの干支の牛が飾ってある。
プロレゴビルダーの三井さんの、特注作品。
これから、毎年、干支の動物のレゴ作品を寄贈する長期計画。
後、11年は長生きしてくださいと、言われた。
湖山泰成は、死して、屍も、お金も残さない。
思いさえ、どこかに残れば本望。
どこの施設にも、レゴや、壺や絵を、何か置いて行こうと思う。
別に、遺産ではありません。
鑑定団に出品しないように。
私の思い出です。

本日新規職員PCR検査陽性0
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 98
湖山G代表 湖山泰成

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【銀座湖山日記】

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