【銀座湖山日記/3月27日】人の器

【銀座湖山日記/3月27日】人の器

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湖山が成長する。
大型の特養ホームが、今年も、5件は開業する。
人が増える。
今年の新卒採用内定は、500人を超えた。
技能実習生を含め、新人を採用し、コヤマカレッジで、教育し、3年で介護福祉士を取得させる。
兵は育てても、一等航海士は増えても、士官の教育が追いつかない。
艦長や、副艦長、機関長といった、幹部が足らない。
教室や、授業では、不充分。
洋上での実戦経験での演習が必要。
現場で、体験するしかないのは、よくわかっている。
最高の主任だったのだが、部長になったら、どうも、悩んでいる。
部長としては元気だったのだが、施設長になったら、人望がない。
問題を隠して、迅速な対処ができていない。
言い訳ばかり言っている。
あんな、ずるい人だとは思わなかった。
どんな会社、組織にもあると思う。いると思う。
13000人の組織になる。
いや、組織になっているのだろうか。
最近、悩むと、若い時の現場体験に頼る。
万巻の経営書を読んだと思うが、最後の決断を促するのは、28才の新人経営者だった時、初めて賞与を支給した時の職員の嬉しそうな笑顔である。
原体験から、成長していないのかもしれない。
今の経営理事は、小さな法人の1施設から、現場を支えてきた、現場の責任者ばかり。
法人と、共に、時間をかけて、経営者として育った人ばかり。
大きな湖山になってから、入職した人の資質と期待は違うのかもしれない。
大きな企業から、中小企業に天下った人で成功した人は少ないと思う。
企業は大きくても、本人は組織の小さな歯車でしかない。
バックに大きな組織がないと、本人1人では、何も出来ない。
責任ある、決断、判断ができない。
頭が良い人ほど、常に、自己責任がないように、組織の中を泳ぐ。
自分に責任が行かないように、問題事項は、他の人に回す。
下から来た稟議を上に回し、上の指示を下に伝える。
当人には実行責任が何もない。
最近のコロナ対策が有効に実績をあげている。
それは、湖山は、あらゆる場面で、あらゆるスタッフが、責任感に基づいた対策行動を実施しているからだ。
上司の指示や、管理に関係なく。
勿論、医師が走れば、看護師も、リハビリもついて走る。
大事なのは、医師や施設長が、現場の報告を下に、進言を信頼して、その判断に従う事だ。
これこそ、こやまのチームケアだと思う。
大きな器の、優秀な幹部を育てるとは、どう言う事なのか、最近、改めて悩む。
大きな器ではなく、水に合わせた自由な柔軟な器なのだろう
高慢で、ずるい幹部ほど、組織に、職員に害悪な存在はない。
現場で日々苦労している人は、誠実で、小さな己の分をわきまえた謙虚な人間。
大望は、いらない。
その資質、体験を持った人でないと、医療介護の施設の現状は、親身に理解できないのかもしれない。
現場の苦労を共感できる人間でなければ、医療福祉の経営幹部になる資格はない。
現場の今日の安全と健康。
日々の健康と幸せ。
高齢者の利用者と、私達の望む生活人生は同じだ。
同じ部屋で、同じ食事をし、同じ空気を吸っている。
自分の人生も、今日の1日も、皆と同じ。
コロナの蟄居生活のせいかもしれないが。
そう思う、そう願う、緊張の日々が続く。

本日新規職員PCR検査陽性0
ご苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 96
湖山G代表 湖山泰成

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【銀座湖山日記/3月27日】

解説